第一部 【企業情報】

 

第1 【企業の概況】

 

1 【主要な経営指標等の推移】

(1) 連結経営指標等

 

回次

第8期

第9期

第10期

第11期

第12期

決算年月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

2024年3月

売上高

(千円)

2,900,796

経常損失(△)

(千円)

51,178

親会社株主に帰属する
当期純損失(△)

(千円)

39,166

包括利益

(千円)

64,010

純資産額

(千円)

791,426

総資産額

(千円)

1,543,403

1株当たり純資産額

(円)

183.55

1株当たり当期純損失(△)

(円)

9.19

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

50.86

自己資本利益率

(%)

株価収益率

(倍)

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

105,349

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

102,164

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

126,061

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

807,961

従業員数

(名)

296

〔外、平均臨時雇用者数〕

-〕

-〕

-〕

-〕

-〕

 

(注) 1.第12期より連結財務諸表を作成しているため、それ以前については記載しておりません。

2.第12期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。

3.第12期の自己資本利益率については、親会社株主に帰属する当期純損失を計上しているため、記載しておりません。

4.第12期の株価収益率については、1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。

5.平均臨時雇用者数については、従業員数の100分の10未満であるため、記載しておりません。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第8期

第9期

第10期

第11期

第12期

決算年月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

2024年3月

売上高

(千円)

1,756,429

1,813,213

2,266,281

2,527,139

2,857,090

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

122,248

29,338

139,749

82,872

13,715

当期純利益又は当期純損失(△)

(千円)

92,670

63,183

175,570

11,029

18,891

持分法を適用した場合の
投資利益

(千円)

資本金

(千円)

100,000

100,000

100,000

387,873

395,593

発行済株式総数

 

 

 

 

 

 

 普通株式

(株)

460

2,300,000

3,350,000

4,226,250

4,274,200

 A種優先株式

 

880

4,400,000

純資産額

(千円)

105,916

44,910

219,864

806,421

802,976

総資産額

(千円)

361,021

535,293

719,513

1,145,357

1,366,067

1株当たり純資産額

(円)

31.62

12.76

65.16

190.50

187.55

1株当たり配当額

(1株当たり中間配当額)

(円)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)

(円)

28.62

18.86

52.41

2.63

4.43

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

2.53

自己資本比率

(%)

29.34

7.98

30.34

70.29

58.71

自己資本利益率

(%)

80.46

2.16

株価収益率

(倍)

223.6

配当性向

(%)

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

103,742

24,201

117,073

32,240

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

72,694

6,582

45,889

73,184

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

93,059

177,118

22,188

490,910

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

32,964

240,865

289,860

675,346

従業員数
〔外、平均臨時雇用者数〕

(名)

201

211

233

261

289

-〕

-〕

-〕

-〕

-〕

株主総利回り

(%)

85.7

(比較指標:TOPIX)

(%)

(-)

(-)

(-)

(-)

(138.2)

最高株価

(円)

2,600

967

最低株価

(円)

555

415

 

 

(注) 1.第8期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

  第9期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため、また、1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。

  第10期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため、記載しておりません。

  第12期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。

2.第11期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益の計算においては、当社株式は2022年4月12日付で東京証券取引所グロース市場に上場したため、新規上場日から第11期の末日までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しております。

3.第8期、第9期及び第12期の自己資本利益率については、当期純損失を計上しているため、記載しておりません。

4.第8期から第10期の株価収益率は当社株式が非上場であるため記載しておりません。また、第12期の株価収益率については、1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。

5.2021年12月27日開催の取締役会決議及び2022年1月20日開催の臨時株主総会決議に基づき、2022年1月20日付で定款を変更し、A種優先株式4,400,000株を廃止するとともに、発行済株式総数の普通株式が4,400,000株増加しております。

6.2020年6月26日付で株式1株につき5,000株の分割を行っております。また、2022年2月4日付で株式2株を1株に株式併合しております。第8期の期首に当該株式分割及び株式併合が行われたと仮定して1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益又は当期純損失を算定しております。

7.平均臨時雇用者数については、従業員数の100分の10未満であるため、記載しておりません。

8.第8期から第11期の株主総利回り及び比較指標は、2022年4月12日に東京証券取引所グロース市場に上場したため、記載しておりません。第12期の株主総利回り及び比較指標は、2023年3月期末を基準として算定しております。

9.最高株価及び最低株価は、東京証券取引所グロース市場におけるものであります。

ただし、当社株式は、2022年4月12日から東京証券取引所グロース市場に上場されており、それ以前の株価については該当事項がありません。

10.第8期から第11期の持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社がないため記載しておりません。

11.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第10期の期首から適用しており、第10期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

12.第12期より連結財務諸表を作成しているため、第12期の持分法を適用した場合の投資利益、営業活動によるキャッシュ・フロー、投資活動によるキャッシュ・フロー、財務活動によるキャッシュ・フロー及び現金及び現金同等物の期末残高は記載しておりません。

 

 

2 【沿革】

 

年月

概要

 2012年11月

東京都千代田区大手町において株式会社パソナテキーラを株式会社パソナグループ及びTquila International PTE Ltd.の合弁会社として設立

 2013年3月

Salesforce.com, Inc.(現Salesforce, Inc.)の出資を受け入れ

 2013年4月

カスタマーサクセス事業を開始

 2013年4月

Salesforce Consultingを開始。株式会社パソナの基幹システム開発に参画

 2013年8月

エデュケーション事業を提供開始

 2014年9月

業務拡大に伴い本社移転(東京都千代田区丸の内)

 2016年2月

業務拡大に伴い本社移転(東京都中央区八重洲)

 2016年9月

Anaplan Japanと協業を発表。Anaplan Consultingを開始

 2016年12月

オンラインによるアドミニストレーターサービスの提供を実現するプラットフォーム「AGORA」を開始

 2017年5月

業務拡大に伴い本社移転(東京都千代田区大手町)

 2018年11月

海外駐在員を管理するクラウドサービス"AGAVE"(SaaS)の販売を開始

 2019年7月

福岡営業所を開設(福岡市中央区)

 2020年4月

統合型デジタルコミュニケーション・プラットフォーム"Circlace®"(SaaS)をリリース

 2020年7月

サークレイス株式会社に社名を変更

 2021年7月

個人情報取得申請管理ツール"Prigister One"(SaaS)をリリース

2022年3月

経済産業省が選定する「DX認定制度」の認定事業者に認定

2022年4月

東京証券取引所グロース市場に株式を上場

2022年8月

本社移転(東京都中央区京橋)

2022年12月

海外駐在員向け情報管理SaaSプロダクト分野において2年連続、導入企業数国内シェアNo.1を獲得

2023年6月

ベトナム合弁会社(Circlace HT Co., Ltd.)設立

2023年8月

アオラナウ株式会社設立(株式会社パソナグループと共同で設立)

2023年11月

FTL株式会社の全株式を取得し、子会社化

2023年12月

 マーケティング・セールスイネーブルメント マネージドサービス「ConsulTech(コンサルテック)」の提供を開始

2024年1月

 AGAVE(SaaS)新サービス「海外給与計算」を提供開始

2024年2月

株式会社パソナグループ・ServiceNow・Tquila Limited・アオラナウ株式会社と日本国内企業のDX支援・DX人材育成推進を目的とした事業連携を開始

2024年3月

経済産業省が選定する「DX認定制度」の認定更新

2024年3月

 FTL株式会社を吸収合併

 

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは、デジタルプラットフォーム事業の単一セグメントとして、「Salesforce」(※1)と「ServiceNow」(※2)を柱としたクラウド先端技術を用いた導入支援や自社サービスの展開を行っております。当社グループの事業領域であるクラウドビジネス分野は、近年テレワークの導入を推進し、自社のデジタライゼーションゼーションを実現し、デジタルビジネスの販路拡大にかけて真のDX(※3)実現への投資意欲は今後益々拡大する傾向にあります。

デジタルプラットフォーム事業は、大きく分けてコンサルティングサービス、プラットフォームサービスという2つのサービスを提供しております。

コンサルティングサービスとして、当社グループでは「Salesforce」の導入・運用コンサルティングを手掛ける「Salesforce Consulting」、「Anaplan」(※4)の導入・運用コンサルティングを手掛ける「Anaplan Consulting」に加え、「その他のコンサルティング」として、M&Aにより吸収合併したFTL株式会社のWebサービス、連結子会社となるアオラナウ株式会社における、「ServiceNow」導入のコンサルティング、開発、構築、運用保守までのワンストップサービスが新たな収益の基盤として仲間入りをいたしました。

プラットフォームサービスとして、リカーリングビジネス(※5)を中心に、「Salesforce」の運用支援・サポートを手掛ける「カスタマーサクセス」、「AGAVE」等の自社製品をSaaS(※6)として販売をする「DX」、Salesforce, Inc.認定のSales Cloud(※7)/Service Cloud(※8)管理者・開発者、そしてそのサービスを利用するユーザーに向けた豊富なトレーニングメニュー等を提供する「エデュケーション」を主なサービスとして展開しております。

2024年3月期における各サービスの売上構成比は、コンサルティングサービス66%、プラットフォームサービス34%の比率となっています。さらにコンサルティングサービスのうち、Salesforce Consulting87%、Anaplan Consulting8%、その他コンサルティング5%、プラットフォームサービスのうち、カスタマーサクセス75%、DX14%、エデュケーション11%となっております。

 

(1)事業のセグメントと主なグループ会社

セグメント

主なグループ会社

デジタルプラットフォーム事業

コンサルティングサービス

サークレイス株式会社

Circlace HT Co., Ltd.

アオラナウ株式会社

カスタマーサクセス
サークレイス株式会社

 

 

(2) セグメントの内容

 (コンサルティングサービス)

 コンサルティングサービスは、デジタルコンサルティングサービスとして、デジタル技術を活用したビジネス設計、クラウドによるシステム開発を行っております。クラウド活用による攻めのIT投資領域に特化したコンサルティング、システム開発サービスを提供しています。

 具体的には、主にSalesforce Consulting、Anaplan Consulting、及びその他コンサルティングとして、ServiceNowやWebシステム開発という3つのサービスを展開しております。

 ① Salesforce Consulting

 当社グループは、クラウドソリューションの中で、「Salesforce」を中心に、顧客企業に対して導入支援、コンサルティング及び開発・連携を行っております。

 まず、導入支援につきましては、「Salesforce」のクラウド特性を活かし、顧客企業ごとに最適な導入プロジェクトを実施しております。Sales Cloud、Service Cloud等の標準機能をノンカスタマイズで利用できるサービスから、独自のアプリケーション開発、システム連携を伴う大規模開発まで、顧客企業のニーズに合わせたサービスを提供しております。また、顧客企業が独力で導入する場合の支援メニューも用意しております。

 次にコンサルティングですが、顧客企業に「Salesforce」を有効に活用していただくために、現状課題解決やビジネス環境にマッチした様々な要望を考慮した上で、要件定義からプラットフォーム選定までの最適なソリューションを提供しております。

 

 最後に開発・連携です。顧客企業の中には、Sales CloudやService CloudのようなSalesforceアプリケーションをメインで使うものの、既成のアプリケーションだけではニーズを満たせない場合も想定されます。その場合に、当社グループは、顧客企業のビジネスにあった独自のアプリケーションを開発するメニューを提案することができます。Salesforceのアプリケーション開発プラットフォーム(※9)には、Lightning Platform(※10) とHeroku(※11)という2つのPaaS(※12)があり、それを利用することにより、一から独自の言語を覚え、アプリケーションを開発する場合と比べ、比較的容易に独自のアプリケーションを開発することができます。

 

 ② Anaplan Consulting

 企業が財務上の優先度に基づいて業務を実行するための、ビジネス全体を見渡す可視性を提供するクラウドソリューション「Anaplan」を導入するサービスを提供しています。これは、当社グループがこれまで培ってきた構築ノウハウを提供することに加え、今までの導入経験を基に整備し、業務に必要な機能をあらかじめ整備したテンプレートをベースに顧客企業に合わせたカスタマイズを行い提供するパターンオーダーの導入サービスです。全ての企業に共通して存在する階層構造や管理項目、また、どのような業種にも必要な基幹業務、これらの共通項に対応したテンプレートを枠組みにシステムを構築することで、作業自体のスピードアップを実現すると同時に、仕様設計段階での抜けや漏れが原因の手戻りを減らし、導入プロジェクトを通じて効率化し、テンプレートを使用しない場合に比べて時間、コスト、手間を削減することができます。

 

 ③ その他コンサルティング

・Webサービス

 システム・Webサイト開発、コンサルティング、プロジェクトマネジメントサービスを提供しています。Webアプリケーション開発、インフラ構築を得意とし、AWSなどのクラウドインフラを活用した効率的な開発を提供します。E2Eテストやユニットテストを導入し、プロジェクト後半での予期しないバグを防止し、安定したサービス提供を実現しています。また大規模データ・大規模トラフィックを扱うシステムの設計・構築も提供しており、大手ECサイトやガソリンスタンド向けサービス構築などの実績もあります。

・ServiceNowコンサルティング

 アオラナウ株式会社においては、企業のITサービスマネジメントクラウドソリューション「ServiceNow」を導入するサービスを提供しています。企業活動における様々な業務・サービスを単一プラットフォーム上に統合し、業務の標準化・可視化・自動化をコンセプトにヒト、モノ、カネ、情報を一元管理に導きます。コンサルティングにおいては、お客様のビジネス目標に合わせたServiceNow導入計画とプロセス最適化を行い市場優位性の確立やその実現までご提案し、導入支援においては、DX推進に直結する柔軟かつ迅速なServiceNow環境の構築をサポートします。開発・連携においては、特定の業務要件に応じたカスタムアプリケーション開発を通じて、業務効率と生産性の向上を実現に導きます。また、導入や構築に留まらず、運用・定着化支援まで伴走でサポートし、導入後の新たな課題等をお客様とともに解決に導くことで、真のDXを実現することができます。

 

 コンサルティングサービスは、近年のデジタル化ニーズの高まりに伴い、顧客数の増加・案件規模の拡大に伴う顧客当たり単価の上昇等、堅調に推移しております。

また、安定した収益基盤確立のため、大企業とのリレーション及び継続率を重要視しており、コンサルティングサービス売上における大企業である顧客の売上割合は約59%(2024年3月実績)、大企業の契約継続率は約81%を保持しております。

 

※大企業は、年商1,000億円以上の企業を表しております。

※大企業の契約継続率は、2023年3月末時点のコンサルティングサービスの大企業顧客のうち、2024年3月末時点において取引が継続した件数の割合を示しております。

 

 

(プラットフォームサービス)

 プラットフォームサービスは、カスタマーサクセス、DX、エデュケーションの3つのサービスからなります。当社人材によるデジタル化ツールの運用実務支援を行い(カスタマーサクセス)、顧客のデジタル人材を育成し(エデュケーション)、デジタルツールの提供を行うこと(DX)で、高付加価値で顧客満足度の高いサービスを提供しております。

 

 ① カスタマーサクセス

 Salesforceプラットフォームや「Anaplan」等、当社グループ取扱いのクラウド製品に関する導入・運用・保守・定着化を支援するサービスとなります。10年以上の実績を持ち、多数の顧客企業にサービスを提供しております。保守だけでなく、業務課題解決に注力したサービスで高い顧客満足度を得ています。提供範囲としては、リモートサービスにより、日本全国をカバーしております。

 サービスメニューとして、ノーコード(※13)開発・運用代行・ヘルプデスク・定着化支援・内製化支援・カスタマイズがあります。「Salesforce」を有効活用するためには、Sales CloudやService Cloud等のクラウドアプリケーションの知識はもちろんのこと、業務にも精通しておく必要があります。サービスとして、Salesforce管理者の資格を持ち、最適な運用パターンや最新機能のノウハウを理解している当社グループの社員が、顧客企業においてサービスメニューにある業務を行っております。顧客企業のニーズは、会社に常駐して手厚いサービス提供を希望する場合や、疑問点等に答えるだけの必要最小限のサービス提供を希望する場合等様々です。当社グループはそのあらゆるニーズに対応できるよう以下の4種類の形態でサービスを提供しています。

 

・Remote Service

 顧客企業の内製化をオンラインで支援するサービスとなります。収益形態はチケット制となっており、1チケットにつき1時間以内で、タスクの問い合わせ、「Salesforce」の設定の作業代行等、顧客の要望に応じて様々なサービスの提供を行います。チケットが不足した場合には、追加でご購入頂くことが可能です。

・Onsite Service

 派遣契約により、専任のSalesforce管理者が顧客企業に常駐して運用を代行するサービスとなります。顧客社内で支援を行うため、顧客企業の業務に寄り添った、きめ細かく手厚いサポートを行うことができる点が特徴です。

・Hybrid Service

 専任のチーム制により顧客企業の支援を行います。顧客企業からの指揮命令を受ける派遣契約ではなく、準委任契約で提供しているため、顧客に対して戦略的なコンサルティングサービスが提供できる点が特徴です。また、提供は月50時間以内としており、「Onsite Service」までの手厚いサポートは不要だが、積極的なDX化を図りたいという企業にニーズがあると考えております。

 「Remote Service」「Hybrid Service」での対応は、生成AIを活用しながら、サービスの質の向上につなげております。

・ConsulTech

 当社グループが提供する「ConsulTech」サービスは、クライアント企業のマーケティングから営業、カスタマーサクセスに至るまでのビジネスプロセスを深く理解し、業務効率を向上させることにより、ビジネスオーナーが求める成果の最大化を伴走支援します。データに基づいた意思決定を可能にするプラットフォーム構築支援だけでなく、マーケティングの戦略立案と実行支援に至るまで包括しています。専門知識が豊富なチームにより、人材育成をはじめ、顧客の開拓からアポイント獲得の向上まで、一貫してサポートします。サービスの特徴として、TheModel型を熟知した担当者によるサポートにより、組織内の商流プロセスを横断して効率化させます。また、専属のPM(※14)を配置し、お客様と密にコミュニケーションを図りながら理想のビジネスモデルを提案いたします。ご支援においては、生成AIの技術を活用し、お客様ごとに導入された多様なシステムの実態把握から最適なシステムのご提案もし、現状にとらわれない組織改革型のサービスであります。

 

 

 ② DX

 当社グループが展開するSaaSは、自社開発した海外駐在員管理特化型クラウドサービス「AGAVE」等を展開しています。

 

・AGAVE

 当社グループは、海外駐在員向けの管理に特化した「AGAVE」というクラウドサービスを提供しています。海外駐在員へのサポート業務を行う人事部門のために、海外駐在員の赴任前、赴任中、帰任時の煩雑な業務を一元管理できるプラットフォームです。煩雑な業務とは例えば、人事部門側で実施するタスク管理に加え、赴任中の社員の経費申請・各種ワークフロー等であり、そのような海外駐在員サポートに関わる様々な業務を一元管理し、業務の見える化、効率化を実現できます。

 機能としましては、マイプロファイル、経費申請/承認、各種申請/承認、お知らせ配信、ドキュメント、プロジェクト管理、給与データ管理があります。

 2024年3月末現在、93企業グループ8,660ユーザーの方に利用いただいており、ID数としては9,360に達しました。

 

 ③ エデュケーション

 当社グループは、Sales Cloud、Service Cloud、Marketing Cloud(※15)等、株式会社セールスフォース・ジャパン認定の管理者/開発者に向けた豊富なトレーニングメニューを提供しています。「Salesforce」を活用して導入効果を高めるために、「Salesforceに関する確かな知識とスキルを短時間で身につけたい」「スキルを持つ人材を育てたい」と考えている顧客企業のために、Salesforce認定トレーナーが現場に役立つ情報を凝縮してお伝えします。サービスの提供をする上で講師が必要になりますが、当社グループの講師陣は、株式会社セールスフォース・ジャパンから賞を受賞する等優秀な講師であり、顧客企業だけでなく、当社の社員教育もあわせて実施しており、当社社員のスキル向上にも貢献しております。

 2017年より始めたこのサービスは、2024年3月末現在で累計8,202名の方に受講いただいており、提供しているベンダー認定のトレーニングコースは、Salesforce21コース、MuleSoft(※16)2コースとなっており、このうち、MuleSoftのトレーニングメニューの提供は、2024年3月期より開始いたしました。

 

 

提供中のトレーニングコース

 

トレーニングコース名

Salesforce

Salesforce管理I[前編] (ADX201-1)

Salesforce管理I[後編] (ADX201-2)

Salesforce管理II (ADX211)

Sales Cloud管理アドバンス (ADX251)

Service Cloud管理 (ADX261)

Experience Cloud サイトの作成と管理(ADX271)

Salesforce Platformアプリケーションビルダー 基礎 [前編](DEX403-1)

Salesforce Platformアプリケーションビルダー 基礎 [後編](DEX403-2)

Salesforce Platform開発者: ApexとUIカスタマイズ[前編] (DEX450-1)

Salesforce Platform開発者: ApexとUIカスタマイズ[後編] (DEX450-2)

認定テクニカルアーキテクト レビューボード試験対策 Virtual ワークショップ (CTA601V)

CRM Analytics:レンズとダッシュボードの構築(ANC201)

CRM Analytics:構築と管理(ANC301)

Account Engagement基礎(PDX101)

Account Engagementコンサルタント(PDX102)

ユーザー向け1日研修Sales Cloud編

ユーザー向け1日研修Service Cloud編

ユーザー向け1日研修LightExperienceでのレポート・ダッシュボードでの分析

企業向けカスタマイズ研修

アプリケーションアーキテクト・エキスパタイズ (ARC901)

システムアーキテクト・エキスパタイズ (ARC902) 

MuleSoft

 Anypoint Platform Development: Fundamentals (開発: 基礎) [前編](DEX401-1)

Anypoint Platform Development: Fundamentals (開発: 基礎) [後編](DEX401-2)

 

 

 

(3)当社グループのビジネスモデル

 当社グループは、「コンサルティングサービス」と「プラットフォームサービス」の2つのサービスラインを有しており、これら2つのサービスラインによる包括的な顧客支援により、クライアントの企業価値向上を目指しております。コンサルティングサービスにおいては、高い技術を有したチームにより、お客様ごとのニーズや課題に即したビジネスコンサルから、システム導入時の構想設計、開発設計、導入支援から保守運用まで、ワンストップのサービスを提供しています。また、プラットフォームサービスにおいては、開発規模の比較的小規模な案件を中心に、バラエティ豊かなサービス形態からお客様の状況に応じた最適なプランを選んでいただくことが可能になっています。また、生成AIによるデータ連携を駆使した活用支援、新たなサービスとして、マネージドサービスといったシステム導入と専門部隊による業務改革や経営改革までご支援が可能となっています。

 エデュケーションにおいては、Salesforce資格取得に向けた豊富な研修プログラムやMulesoftといったベンター認定のトレーニングに留まらず、当社グループオリジナルのトレーニング、お客様に応じたカスタマイズ研修をご用意しております。

 DXにおいては、海外駐在員を抱える大手グローバル企業における海外駐在員の人事管理や給与計算に特化したSaaSを販売しており、多種多様な諸外国に合わせた海外駐在員の人事管理や給与計算までをクラウドサービスにより一元管理を実現いたしました。

 


 

 当社グループは、顧客企業のDX化を取り巻く課題に対し、以下の3つの価値を提供することで顧客の成功を実現します。

 

   プロジェクトを成功に導く実現力

 顧客企業のDX化においては、プロジェクトの内容、コスト、納期といった観点から、一般的に必ずしも想定どおりのプロジェクトが実現しない可能性があります。顧客のDX化の実現においては、開発領域だけではなく、構想段階における「顧客のビジネス課題に対する解決力」を提供することが重要だと考えており、これまで培った実績や当社グループ人材により、目の前の課題解決のみでなく、数年後のビジネスを見据えた戦略的なコンサルティングサービスを提供しております。また、アジャイル開発手法(※17)を用いることで、スピード感をもって顧客企業のDX化を実現しております。加えて、請負開発ゼロという指針の元に、プライム&準委任契約を軸とした技術力を活かした高付加価値なサービス提供に特化しています。

 

 

   End to Endのサービス展開

 企業のDX化に向けた、「構想」「要件定義」「構築」「保守・運用」「定着化」の一連の領域においては、サービスの提供元企業が複数にまたがることにより、情報等の分断が生まれやすい中、当社グループはコンサルティングサービス、カスタマーサクセスサービスによるワンストップで高品質なサービスを提供することにより、他社との差別化を図っています。

 

  ブラックボックス化・属人化を回避

 一般的にDX化プロジェクトにおいては、システムの開発を行う企業に知見が偏る傾向にあり、顧客からは情報が見えづらいため、顧客から見た際のプロジェクトの根幹がブラックボックス化してしまう可能性があります。また、担当者が変わる度に、過去の仕様や経緯が分からなくなるといった課題が存在します。

 当社グループは、顧客企業とのやり取りをデータとして可視化し、情報の蓄積を図っています。また、生成AIの活用も推進し、蓄積に留まらず、有用なデータ活用や効率性を高めています。

 

 当社グループの強みを活かして高付加価値なサービスを提供することで、下表のとおり売上高や売上総利益等は堅調に推移しております。

 

当社グループ売上総利益・営業利益等の四半期推移

 

2023年3月

2024年3月

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

売上高

(千円)

613,978

661,237

634,761

617,160

650,336

702,007

711,650

836,802

売上総利益

(千円)

313,551

338,335

303,076

300,414

320,155

366,632

342,888

421,114

営業利益

(千円)

8,392

29,472

22,118

27,472

△59,440

31,346

△62,123

4,895

DX控除後

営業利益

(千円)

43,231

61,981

38,523

36,856

△46,822

58,484

△33,147

40,683

売上総利益率(%)

51.1

51.2

47.7

48.7

49.2

52.2

48.2

50.3

営業利益率(%)

1.4

4.5

3.5

4.5

△9.1

4.5

△8.7

0.6

DX控除後

営業利益率(%)

7.0

9.4

6.1

6.0

△7.2

8.3

△4.7

4.9

 

(注)1.DX控除後営業利益、DX調整後営業利益率は、当社グループの営業利益からプラットフォームサービスのDX事業の営業損失を控除したもの。

2.当社グループは、2024年3月期の第3四半期連結会計期間より連結財務諸表を作成しているため、2023年3月期、2024年3月期の第1四半期会計期間及び第2四半期会計期間は個別経営成績の数値を記載しております。

 

 

当社グループにおける2024年5月6日現在のSalesforce認定資格者数及びServiceNow認定資格者数(累計)は以下のとおり述べ899名となっており、内訳として、サークレイス株式会社延べ880名、アオラナウ株式会社延べ19名となっております。なお、サークレイス社は前者、アオラナウ株式会社は後者の認定資格のみに限定して記載をしております。

(1)サークレイス株式会社

分類

資格名称

資格者数

開発者・アーキテクト

テクニカルアーキテクト

アプリケーションアーキテクト

システムアーキテクト

Development Lifecycle and Deployment アーキテクト

Identity and Access Management アーキテクト

Integration アーキテクト

Data アーキテクト

Sharing and Visibility アーキテクト

Heroku アーキテクト

上級 Platform デベロッパー

10

Platform デベロッパー

46

Platform アプリケーションビルダー

156

 

Salesforce CRM 管理者・コンサルタント

Sales Cloud コンサルタント

68

Service Cloud コンサルタント

29

Field Service コンサルタント

Experience Cloud コンサルタント

23

上級アドミニストレーター

105

アドミニストレーター

249

アソシエイト

39

セールスエキスパート

AIアソシエイト

18

CRM Analytics

CRM Analytics and Einstein Discovery コンサルタント

10

Marketing Cloud

Marketing Cloud アドミニストレーター

Marketing Cloud メールスペシャリスト

Marketing Cloud コンサルタント

Marketing Cloud Account Engagement ※18

Marketing Cloud Account Engagementコンサルタント

13

Marketing Cloud Account Engagementスペシャリスト

53

CPQ

CPQ スペシャリスト

合計

880

 

 

(2)アオラナウ株式会社

分類

資格名称

資格者数

Certified Implementation Specialist

CIS - Discovery

CIS - Strategic Portfolio Management

CIS - Human Resources

CIS - Software Asset Management

 1

CIS - Hardware Asset Management

CIS - IT Service Management

CIS - Customer Service Management

CIS - Event Management

CIS - Security Incident Response

合計

19

 

注記
 (※1)Salesforce

米国に本社を構えるSalesforce, Inc.が提供する、企業と顧客をつなぐCRM(顧客管理)ソリューション。マーケティング、営業、コマース、サービス等全ての部署で、顧客一人ひとりの情報を一元的に共有できる統合CRM(顧客管理)プラットフォームです。

(※2)ServiceNow

米国に本社を構えるServiceNowのクラウドベースのプラットフォームで、ITサービス管理(ITSM)を効率化することを目的としています。このプラットフォームは自動化、オペレーション管理、ビジネスプロセスの統合を提供し、企業のデジタル変革を支援します。さらに、IT、カスタマーサービス、セキュリティオペレーション、HR管理など、多岐にわたる業務プロセスに対応しています。

(※3)DX

「Digital Transformation」の略で、経済産業省によると「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」(出典:経済産業省/デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン)と定義しています。

(※4)Anaplan

米国に本社を構えるAnaplan社がサブスクリプションで提供する、クラウドベースの事業計画ソフトウェアです。財務、サプライチェーン、販売実績から人事に至るまでの分野で意思決定の目的で利用できます。

(※5)リカーリングビジネス

 継続収益(リカーリングレベニュー)を得ることを目的としたビジネスモデルのことを指します。

(※6)SaaS

Software as a Serviceの略で、クラウドで提供させるソフトウェアのことです。

(※7)Sales Cloud

Salesforce内にある、営業部門を支援するための機能を備えたクラウド型のSFA(営業支援)/CRM(顧客支援)です。顧客管理、商談情報、契約管理等の様々な機能が利用できます。

(※8)Service Cloud

Salesforce内にある、コールセンターや顧客サポートをするカスタマーサービスを支援するための機能を備えたクラウド型のCRM(顧客支援)です。問い合わせ管理、Web・電子メールからの問い合わせ受付等の様々な機能が利用できます。

 

(※9)「Salesforce」のアプリケーション開発プラットフォーム

「Salesforce」のアプリケーションを開発するために作業する環境のことを指します。

(※10)Lightning Platform

Salesforce, Inc.が提供するビジネスアプリケーションを開発するためのクラウドプラットフォームのことです。

(※11)Heroku

RubyやPython等広く普及しているプログラミング言語を使って自由度の高いアプリケーションを開発・実行できるクラウドプラットフォームのことです。

(※12)PaaS

Platform as a Serviceの略で、クラウド上で利用できるアプリケーション開発・実行環境のことです。

(※13)ノーコード

   コーティングをしない、つまりコードを書かずにアプリケーション開発をすることです。
  (※14)PM

プロジェクトマネージャーとは、システム開発のプロジェクトが成功するよう、プロジェクト全体を管理する職種です。プロジェクトチームの責任者のポジションであり、企画から計画立案、人材や資材の確保、工程管理など、幅広い業務を担当します。また、プロジェクトの進行管理、問題発生時の対応、クライアントとの交渉、開発部署への対応も行います。プロジェクト完了後の事後処理も担当範疇です。例えば、プロジェクトを管理するうえで発生した課題・問題、その解決や評価をまとめた報告書を作成することも、プロジェクトマネージャーの重要な仕事のひとつとなります。

(※15)Marketing Cloud

Salesforce内にある、リアルタイムの顧客データを活用し、メール、SNS、Web、Line等、マルチチャネル・デバイスで最適なコミュニケーションを実現するマーケティングプラットフォームです。

(※16)MuleSoft

あらゆるデータ、システム、AIモデルを安全に接続。レガシーシステムも含めて、あらゆる環境で稼働するタスクやプロセスを自動化します。開発者やビジネスユーザーは、マウス操作やコード、AIによる自然言語プロンプトを通じて効率的に構築を進めることができます。

(※17)アジャイル開発手法

現在主流になっているシステムやソフトウェアの開発の手法のひとつであり、要件定義、設計、開発、テストといった開発工程を機能単位の小さなサイクルで繰り返す手法のことです。

 (※18)Marketing Cloud Account Engagement

   2023年8月24日より、旧Pardotから製品名称が変更されました。

 

(事業系統図)


 

 

4 【関係会社の状況】

 

(1)連結子会社の状況

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業
の内容

(注1)

議決権の所有(又は被所有)
割合(%)

関係内容

Circlace HT Co.,Ltd.(注2)

ベトナム

56.21

デジタルプラットフォーム事業

75.00

アオラナウ株式会社

東京都中央区

32.50

デジタルプラットフォーム事業

47.60

役員の兼務 2名

 

(注)1.当社グループはデジタルプラットフォーム事業の単一セグメントのため、主要な事業の内容を同一として記載しております。

2.特定子会社に該当しております。

 

(2)提出会社の状況

名称

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の所有(又は被所有)
割合(%)

関係内容

(その他の関係会社)

 

 

 

 

 

株式会社パソナグループ

(注1)

東京都千代田区

5,000百万円

HRソリューション

キャリアソリューション

(33.70)

役員の兼務 1名

AGAVEの販売における事業提携

 

TQUILA LIMITED

Galway Ireland

100ユーロ

子会社の経営管理業務

(32.53)

役員の兼務 1名

 

(注)1.有価証券報告書の提出会社であります。

 

 

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

 

2024年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

デジタルプラットフォーム事業

296

合計

296

 

(注)1.従業員数は就業人員(当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む)であり、臨時雇用者の総数は、100分の10未満のため記載を省略しております。

   2.当社グループはデジタルプラットフォーム事業の単一セグメントのため、セグメント別の従業員数の記載を省略しております。

 

(2) 提出会社の状況

 

 

 

2024年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

289

38.3

3.8

5,619

 

(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者の総数は、100分の10未満のため記載を省略しております。

   2.平均年間給与は、1年以上在籍したものの平均であり、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 3.当社はデジタルプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(3) 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

① 提出会社

当事業年度

補足説明

管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1)

男性労働者の育児休業取得率(%)(注2)

労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用労働者

パート・有期労働者

17.50

25

69.20

72.60

16.60

 

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

   2.管理職に占める女性労働者の割合及び男性労働者の育児休業取得率は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

 

② 連結子会社

 当社の子会社であるCirclace HT Co.,Ltd.及びアオラナウ株式会社は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の際の記載を省略しております。