該当事項はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当中間会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等を背景に、景気は緩やかな回復傾向がみられるものの、世界的な金融引き締めや物価上昇等により、依然として不透明な状況が続いております。
このような経営環境のなか、当社は、ミッションである「心地よい未来を、データとつくる。」の実現に向け、リアル行動ビッグデータの収集体制の拡充や解析精度の向上、サービス開発の推進など、リアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank®」の基盤及び利活用の強化に注力してまいりました。
具体的には、株式会社ブログウォッチャーと熊本県の観光振興のため、位置情報ビッグデータを活用した情報発信による観光誘客、回遊促進および来訪者分析などの支援を開始しました。また、展示会への出展やイベントでの登壇を通じて、サービスの広報活動を実施してまいりました。
さらにスマートシティの領域において、当社、東京都狛江市、東日本電信電話株式会社、株式会社ティアフォー、株式会社マップフォー、一般財団法人計量計画研究所で構成されるコンソーシアムで、総務省令和5年度補正予算「地域デジタル基盤活用推進事業(自動運転レベル4検証タイプ)」にて、2024年4月からローカル5G等を活用した遠隔型自動運転の実証を進めており、当中間期においても遠隔型自動運転バスの住民試乗会を開催し、実証実験を進めております。
以上の取り組みの結果、当中間会計期間の業績は、売上高1,733,861千円(前年同期比51.0%増)、営業利益103,172千円(前年同期は営業損失34,206千円)、経常利益104,788千円(前年同期は経常損失36,649千円)、中間純利益68,037千円(前年同期は中間純損失22,710千円)、リカーリング顧客売上高1,598,825千円、リカーリング顧客売上高比率92.2%、リカーリング顧客数127社、リカーリング顧客平均売上高12,589千円、NRR138.0%となりました。
なお、当社はBeacon Bank事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態の状況
(資産)
当中間会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べて197,686千円増加し、2,300,908千円となりました。これは主に、有価証券の増加400,000千円、受取手形、売掛金及び契約資産の増加115,093千円、その他の増加44,470千円、現金及び預金の減少378,620千円によるものであります。
(負債)
当中間会計期間末の負債合計は、前事業年度末に比べて75,935千円増加し、550,126千円となりました。これは主に、買掛金の増加132,861千円、その他の減少53,613千円によるものであります。
(純資産)
当中間会計期間末の純資産は、前事業年度末に比べて121,751千円増加し、1,750,781千円となりました。これは利益剰余金の増加68,037千円、資本金の増加26,857千円、資本剰余金の増加26,857千円によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ21,379千円増加し、1,680,177千円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は23,350千円となりました。これは主に、売上債権及び契約資産の増加額115,093千円、その他の減少額46,019千円、法人税等の支払額38,949千円、棚卸資産の増加額14,260千円による資金の減少があったものの、仕入債務の増加額132,861千円、税引前中間純利益の計上104,788千円による資金の増加があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は2,252千円となりました。これは無形固定資産の取得による支出2,252千円による資金の減少があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は301千円となりました。これは新株予約権の行使による株式の発行による収入301千円による資金の増加があったことによるものであります。
(4)研究開発活動
当中間会計期間における研究開発活動の金額は、10,075千円であります。なお、当中間会計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当中間会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。