第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

 当第2四半期累計期間における、前事業年度の有価証券報告書「事業等のリスク」からの重要な変更は以下の通りです。本項に含まれている将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において判断したものです。

 なお、以下の見出しに付された項目番号は、前事業年度の有価証券報告書における「第一部 企業情報 第2 事業の状況 2.事業等のリスク」の項目番号に対応するものです。

 

Ⅲ.その他のリスク

⑤配当政策について(顕在化可能性:小/ 影響度:小)

 当社は、株主に対する利益還元を重要な経営課題であると認識しております。当社は未だ成長過程にあることから、内部留保資金を充実させ経営基盤の安定化を図るとともに、事業拡大のための投資等によって一層の企業価値向上を図ることが株主に対する最大の利益還元に繋がると考え、これまで配当を実施しておりませんでした。しかし、事業の順調な成長を踏まえ、株主への利益還元の開始が可能と判断し、2023年4月14日に「2023年11月期 配当方針の変更及び配当予想の修正(初配)に関するお知らせ」にて開示したように剰余金の配当を実施する方針といたしました。

 ただし、当社の事業が計画通りに進捗しない等により業績が悪化した場合には、予定していた配当金額を減ずる、あるいは配当を実施しない可能性があります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものです。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期累計期間(2022年12月1日~2023年5月31日)におけるわが国経済は、アフターコロナに向け社会生活や経済活動の正常化への動きが加速しました。入国制限が解除されたことによるインバウンド需要の活発化に加え、年末年始やゴールデンウィークなどの季節需要の増加も重なり、非製造業を中心に景気は回復基調を維持しております。その一方で、製造業は世界的なインフレの影響で回復基調が鈍化し、さらに欧米諸国の金融引き締め等による経済不安も生じています。

保険業界では、新型コロナウイルス感染症の5類移行により、みなし入院が保険金給付対象外になったことや物価高騰による自助努力への関心の高まりを受け、既存の保険の見直しや新規保険の加入検討ニーズが増加することが予想されます。また、政府が掲げている「資産所得倍増プラン」により、国民の資産形成ニーズが顕在化され、当社で取り扱う外貨建保険や変額保険といった資産形成に適した商品普及への好機と捉えております。

また、老後保障の準備意向は全年齢で上昇しており、老後の安心のための保険ニーズは今後も続くものと考えられます(出典:(公財)生命保険文化センター「2022(令和4)年度生活保障に関する調査」)。

 

そのような中、当社の当第2四半期累計期間の業績は、売上高は14,576,006千円(前年同期比19.4%増)、営業利益は2,694,256千円(前年同期比32.1%増)、経常利益は2,777,357千円(前年同期比35.9%増)、四半期純利益は1,709,112千円(前年同期比45.1%増)となりました。

  各取組状況は次のとおりです。

 

① 新規入社者数及び拠点数の拡大

当社の認知度向上効果から営業社員の応募が増加し、2023年4月には単月の営業社員新規入社者数が過去最高の87名を記録しました。当第2四半期累計期間の新規入社者数は301名となり、2023年5月末時点での営業社員数は2,166名となります。また3月には営業社員採用強化を目的に人材開発室を開設し、更なる営業社員採用体制の強化を図っております。

営業社員の所属する拠点(支社・店舗)について、より実態に則した拠点数の開示とするために当第2四半期累計期間より拠点数算出の定義を下記のとおり変更いたしました。これにより、2023年5月末時点の拠点数は137拠点となり、当第2四半期会計期間は5拠点の増加となりました。引き続き地元採用による地域密着型の販売網拡大を進めるとともに、 既存の拠点内にIFAオフィスの併設を進めることで、投資信託等の金融商品販売網拡大の準備を進めてまいります。

<拠点数算出定義>

変更前:営業社員の所属する拠点(支社・店舗)をそれぞれ1拠点としてカウントする。

変更後:営業社員の所属する拠点(支社・店舗)をそれぞれ1拠点としてカウントする。
     但し支社・店舗内に併設したIFAオフィスについては重複してカウントをしない。

 

② 保険契約見込顧客の獲得状況

当第2四半期累計期間の保険契約見込顧客数は営業社員数の増加に伴い堅調に推移いたしました。2023年3月に電話等で契約の締結を行う損保事業部ダイレクトセンター室(以下、DC室)を開設し、非対面完結型の保険契約見込顧客への対応を開始したことも件数の増加に寄与しております。

また、更なるブランド力・認知度の向上のため、同年4月16日より「マネードクター」の新CMの放映を開始いたしました。新CMによる宣伝効果から、当第2四半期会計期間における当社マネードクターサービスサイト経由などの自社集客件数は引き続き順調に推移しております。提携企業数は前期末の100社から変動はありませんが、より確度の高い保険契約見込顧客獲得のために提携企業の見直しを行い、当第2四半期会計期間において3社との新規提携並びに3社との提携解消となりました。

 

③ 販売動向

当第2四半期会計期間においては、引き続き老後の生活資金準備などの資産形成ニーズへの対応から、生命保険の主力販売商品は貯蓄性・投資性商品となりました。米国の高金利の影響を受けて外貨建一時払い商品の販売件数が増加し、生命保険の新契約件数の増加を牽引いたしました。損害保険においては、DC室が稼働を開始したことにより、火災保険を中心に新規契約件数が増加いたしました。

契約譲受により当社に移管された契約(顧客)に対しては、コールセンターからのフォローコールを行うことで顧客接点の強化を行いました。これまでどおり営業社員による保有顧客へのアフターフォローも継続しており、これらの取組が追加新契約の増加に寄与しております。

また、当第2四半期会計期間に新たに6社の生命保険会社と代理店委託契約を締結し、取扱保険会社数は生命保険会社30社、損害保険会社11社の計41社となりました。顧客の保障に対するニーズの多様化に応えるために今後も取扱保険会社の拡充を進めてまいります。

今後も「お客さま本位の業務運営(フィデューシャリー・デューティー)」のもと、顧客の役に立つ情報の提供とお金に関する相談コンサルティングサービスを提供してまいります。

 

④ 契約譲受ビジネスの拡大

2021年より開始した契約譲受ビジネスは、廃業予定代理店の増加傾向の継続を背景に、問い合わせ数及び譲受合意社数が引き続き順調に増加しております。当社においては2023年3月に担当部門を事業提携部として独立させ、人員の増加を行い体制を強化いたしました。

当第2四半期会計期間における契約譲受問い合わせ数は、当期第1四半期会計期間から6社増の23社(年初累計40社)、譲受合意社数は当期第1四半期会計期間から2社増加の8社(年初累計14社)となりました。

 

⑤ 「マネードクタープレミア」店舗出店拡大

当第2四半期会計期間においては、2023年4月15日に「マネードクタープレミア 日比谷シャンテ店」(千代田区有楽町)、同年4月29日に北海道初出店となる「マネードクタープレミア 札幌東急店」(札幌市中央区)、同年5月20日に「マネードクタープレミア 吉祥寺パルコ店」(武蔵野市吉祥寺本町)と3店舗をオープンし、「マネードクタープレミア」店舗は計13店舗の展開となりました。店舗数の増加に伴い、「マネードクタープレミア」店舗の来店予約数は引き続き堅調に推移しております。また、直接来店できない顧客向けに行っているプレミアオンラインFP相談の申込も来店予約同様、堅調に推移しております。

「マネードクタープレミア」店舗ではお金に関するあらゆる相談ができる「お金の総合サービス」を前面に展開してきたことにより、貯蓄・資産形成についてのご相談が多くなっております。当第2四半期累計期間に「マネードクタープレミア」店舗へ予約・来店いただいた顧客の50.8%が資産形成・老後の相談を目的としています。今後もより広範囲の地域でこのような顧客ニーズに対応するため、店舗展開してまいります。

 

⑥ 新規ビジネスの開始

2023年3月より金融リテラシー向上のための研修業務受託を開始し、金融機関に所属する従業員向けの研修カリキュラムの提供について、複数の金融機関からの業務受託に合意しました。当社は営業利益率向上に貢献する保険販売以外の高収益事業に積極的に取り組んでおり、本事業もその新たなビジネスモデルの一つとして位置付けております。

 

引き続き営業社員の採用に注力しつつ、保険契約見込顧客獲得のための企業提携を進めております。新規拠点の開設によって営業網の全国拡大を進め、一層の業績向上に取り組んでまいります。

なお、セグメントの業績につきましては、当社は保険代理業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

(売上原価及び売上総利益)
 当第2四半期累計期間の売上原価は、前年同期に比べ1,204,485千円増加し(前年同期比15.4%増)、9,024,190千円となりました。その主な要因は、外交員報酬の増加989,402千円、リーズ取得関連費の増加107,433千円、外交員法定福利費の増加95,037千円等によるものです。この結果、売上総利益は5,551,816千円(前年同期比26.6%増)となりました。
 

(販売費及び一般管理費及び営業利益)
 当第2四半期累計期間の販売費及び一般管理費は、前年同期に比べ513,022千円増加し(前年同期比21.9%増)、2,857,560千円となりました。その主な要因は、人件費の増加167,499千円、減価償却費の増加71,470千円、地代家賃の増加50,639千円等によるものです。この結果、営業利益は2,694,256千円(前年同期比32.1%増)となりました。
 

(営業外損益及び経常利益)
 当第2四半期累計期間の営業外収益は、前年同期に比べ89,020千円増加し(前年同期比577.8%増)、104,425千円となりました。その主な要因は、業務受託料の増加86,954千円等によるものです。

 当第2四半期累計期間の営業外費用は、前年同期に比べ9,812千円増加し(前年同期比85.2%増)、21,324千円となりました。その主な要因は、固定資産除却損の増加10,369千円等によるものです。

 この結果、経常利益は2,777,357千円35.9%増)となりました。
 

(特別損益、法人税等及び四半期純利益)
 当第2四半期累計期間において、特別利益及び特別損失の発生はありませんでした。法人税等は前年同期に比べ203,211千円増加し(前年同期比23.5%増)、1,068,245千円となりました。この結果、四半期純利益は1,709,112千円(前年同期比45.1%増)となりました。


 財政状態の状況

(流動資産)

 当第2四半期会計期間末における流動資産の残高は、11,727,571千円(前事業年度末は10,150,788千円)となり、1,576,783千円増加しました。その主な要因は、税引前四半期純利益の計上等により現金及び預金が増加したこと等によるものです。

 

(固定資産)

 当第2四半期会計期間末における固定資産の残高は、4,391,342千円(前事業年度末は4,114,817千円)となり、276,525千円増加しました。その主な要因は、契約譲受により契約関連無形資産が増加したこと等によるものです。

 

(流動負債)

当第2四半期会計期間末における流動負債の残高は、4,898,533千円(前事業年度末は4,743,449千円)となり、155,083千円増加しました。その主な要因は、前受金が増加したこと等によるものです。

 

(固定負債)

当第2四半期会計期間末における固定負債の残高は、854,491千円(前事業年度末は865,377千円)となり、10,886千円減少しました。その主な要因は、流動負債への振替により長期借入金が減少したこと等によるものです。

 

(純資産)

当第2四半期会計期間末における純資産の残高は、10,365,889千円(前事業年度末は8,656,777千円)となり、1,709,112千円増加しました。その主な要因は、四半期純利益を計上したことによるものです。

 

  キャッシュ・フローの状況

当第2四半期累計期間末における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ883,324千円増加し、9,732,110千円となりました。

当第2四半期累計期間末における各キャッシュ・フローの状況は以下の通りです。

 

  (営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは1,260,970千円の収入(前年同期は1,323,750千円の収入)となりました。その主な要因は、税引前四半期純利益2,777,357千円、法人税等の支払額1,253,561千円等によるものです。

 

  (投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは377,645千円の支出(前年同期は109,992千円の支出)となりました。その主な要因は、固定資産の取得による支出356,609千円等によるものです。

 

  (財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローはありません。(前年同期は58,818千円の支出)

 

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

また、前事業年度に掲げた課題については、当第2四半期累計期間も引き続き取り組んでおります。

 

(4)研究開発活動

 特記すべき事項はありません。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期会計期間において、保険代理店委託契約を締結し、取引を開始した生命保険会社は次の通りです。契約の概要は、保険募集の媒介を行い、締結に至ったものにつき代理店手数料を受けるというものです。

 

朝日生命保険相互会社

住友生命保険相互会社

第一生命保険株式会社

富国生命保険相互会社

大樹生命保険株式会社

楽天生命保険株式会社

 

上記各契約は、有効期間を1年間とし、事前に当事者から何等の申出がない場合にはさらに1年間自動更新され、以降も同様です。