第3【設備の状況】

1【設備投資等の概要】

 当連結会計年度は、ネットワーク改善に係る設備投資が3百万円、ソフトウエア(ソフトウエア仮勘定含む)が661百万円の合計664百万円の設備投資を実施いたしました。

 当社グループにおける設備投資は、その大部分が営業用ソフトウエアの開発による無形固定資産の取得です。開発対象となるソフトウエアは、①顧客が利用する受発注及び購買管理システム、②受発注システムと連携し、顧客から受けた注文をサプライヤーに連携し、出荷につなげるシステム、③商品データベースの拡充及び検索機能の強化に係るシステム、④顧客への請求や顧客からの入金を管理するシステム、⑤社内業務を合理化し、生産性を改善するためのシステムが中心となります。各々のシステムは特定部門の専用ではなく、全社共通で利用が可能な仕様ですが、稼働開始後の利用状況は特定の事業部門が中心になる場合があるため、減価償却費については利用状況に応じて、各利用部門に配賦します。

 

 なお、当社グループにおいては、大部分の資産は全社共用資産であり、内部管理上、資産を報告セグメントごとに配賦していないため、報告セグメント別の設備投資の概要を記載しておりません。

 

 

2【主要な設備の状況】

 当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。

(1)提出会社

2023年12月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額

従業員数

(人)

建物

(百万円)

工具、器具及び備品

(百万円)

建設仮勘定

(百万円)

ソフトウエア

(百万円)

ソフトウエア仮勘定

(百万円)

合計

(百万円)

本社

(東京都港区)

MRO事業

FM事業

事務所

26

14

-

-

-

40

170

(3)

秋葉原オフィス

(東京都千代田区)

FM事業

事務所

6

2

3

-

-

12

64

(14)

大阪オフィス

(大阪府大阪市中央区)

FM事業

事務所

3

0

-

-

-

3

8

(1)

データセンター

(神奈川県横浜市都筑区)

MRO事業

FM事業

IT機器、及び

ソフトウエア

-

58

-

1,518

361

1,938

-

(-)

 (注)1.現在休止中の主要な設備はありません。

    2.従業員数の( )には臨時雇用者数を外数で記載しております。

    3.本社、秋葉原オフィス、大阪オフィス建物を賃借しております。年間賃借料は101百万円であります。

 

(2)国内子会社

重要な設備はありません。

 

3【設備の新設、除却等の計画】

 当社グループの設備投資については、データセンターに設置するサーバーやルーター等のIT機器、およびソフトウエアへの投資を計画しております。当社グループが現在計画している売上増加、顧客増加、取扱商品増に対応する処理能力増のための投資と、電子商取引の新機能を順次追加していくための投資となります。

 

 なお、重要な設備の新設計画は次のとおりであります。ソフトウエア資産は、従来は、当社のデータセンター(物件としては大手ITベンダーが運営管理する施設で、その中の一区画を借用)内にあるサーバー上に構築してきましたが、近年は、外部のクラウド空間提供業者から、CPU、メモリ、ストレージ、OSや基本ライブラリといったITリソースを機能単位で提供を受けるクラウド環境上での構築に移ってきています。そのため、今後の投資の大部分も、この種のクラウド環境に構築するソフトウエア群となります。

 

(1)重要な設備の新設

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の 内容

投資予定金額

資金調達方法

着手、及び完了予定年月

完成後の 増加能力

総額

(百万円)

既支払額

(百万円)

着手

完了

提出

会社

データセンター(神奈川県横浜市都筑区)

 

MRO事業及びFM事業

IT機器

150

70

自己資金

2022年

1月

2024年12月

(注)

ソフトウエア

390

311

外部クラウド空間内

MRO事業及びFM事業

ソフトウエア

1,695

941

自己資金及び増資資金

  (注) IT関連投資は単純な能力増強投資ではなく、完了後の増加能力の計数的把握が困難であるため、記載を省略しております。

 

(2)重要な設備の除却等

 該当事項はありません。