当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
① 経営成績の状況
当社グループは「ゲームをきっかけに人と社会をHAPPYにする。」をミッションに掲げ、eスポーツ市場をはじめとしたゲーム周辺領域において事業展開を行っております。
また、当社は国内に限らず海外への営業体制の強化を成長戦略の運営方針として定め、2025年4月10日付で開示いたしました通り、サウジアラビアに拠点を置くゲーム、eスポーツ、エンターテインメント分野のリーディングカンパニーである「Hawk Gaming Group」と覚書(MOU)を締結いたしました。この覚書により、サウジアラビアと日本におけるeスポーツ及びゲームの発展と拡大を促進し、事業展開してまいります。
サービス別の状況は以下の通りです。
eスポーツイベントの企画・運営を行う「eスポーツ・イベントサービス」では、従来eスポーツの中心であった競技大会だけではなく、事業会社が主催する企業ブランディングまたは新規顧客獲得を目的としたイベントや、eスポーツプロチームが主催するイベントなど、受注するイベントの領域が拡大しております。
インフルエンサーマーケティングを中心とした「エージェンシーサービス」ではコミュニティマーケティングやSNSマーケティング、OOH広告といった新規事業領域の案件割合が増加しており、さらなる事業領域の拡大を目指してまいります。
コスト面においては、主に販売費及び一般管理費において、配信技研社の連結化による人件費、本社移転に係る費用及び貸倒引当金繰入額が増加いたしました。
この結果、当中間連結会計期間における売上高は1,088,543千円(前年同期比3.8%減)、営業損失は85,265千円(前年同期は営業利益5,561千円)、経常損失は85,576千円(前年同期は経常利益3,839千円)、親会社株主に帰属する中間純損失は86,974千円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純損失19,917千円)となりました。
なお、当社グループはeスポーツ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
② 財政状態の状況
(資産)
当中間連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末から90,745千円増加し、1,121,025千円となりました。これは主に、有形固定資産が90,138千円、敷金が48,928千円、現金及び預金が48,634千円増加しているものの、受取手形及び売掛金が129,493千円減少したこと等によるものであります。
(負債)
当中間連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末から179,924千円増加し、705,604千円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が64,790千円減少しているものの、1年内返済予定の長期借入金が57,300千円、長期借入金が115,531千円増加したこと等によるものであります。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末から89,178千円減少し、415,420千円となりました。これは主に、利益剰余金が86,974千円減少したこと等によるものであります。
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は407,933千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは68,528千円の収入となりました。これは、売上債権の減少額156,787千円、仕入債務の減少額68,064千円、前受金の増加額44,130千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは99,743千円の支出となりました。これは、敷金及び保証金の差入による支出54,925千円、無形固定資産の取得による支出29,391千円、有形固定資産の取得による支出18,529千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは79,849千円の収入となりました。これは、長期借入れによる収入100,000千円、長期借入金の返済による支出23,547千円等によるものであります。
(株式会社28の株式取得)
当社は、2025年2月18日付の取締役会において、株式会社28の株式を取得し、子会社化することについて決議いたしました。これに基づき、同日付で株式譲渡契約を締結するとともに、2025年2月28日に株式取得をしております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおりであります。