第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に対する事項は、当中間会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当中間会計期間(2024年4月1日2024年9月30日)におけるわが国の経済は、物価高の影響から一部に弱い動きがみられるものの、雇用・所得環境の改善により、民間消費は回復基調が続きました。社会経済活動の正常化に伴いサービス需要が増加したことを受けて、サービス産業全体で持ち直しの兆しが見られております。一方で為替や株価の乱高下により、今後の動向や影響についての予測が困難な状況が続いております。

このような環境の中、当社の主力サービスである「インスタベース」に関連するスペースシェア領域は、人口減少を背景とした空き家やオフィスビルの二次空室などにより空きスペースの供給量増加が見込まれる一方、働き方や趣味の多様化により、スペース利用のニーズも引き続き順調な拡大が見込まれ、今後も中長期的に、継続的な成長が予測されております。

当中間会計期間における売上高は868,478千円(前年同期比31.6%増)、営業利益は213,765千円(前年同期比59.1%増)、経常利益は214,246千円(前年同期比59.3%増)、中間純利益は136,799千円(前年同期比59.6%増)となりました。

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

当中間会計期間末における資産合計は、前事業年度末と比較して135,384千円増加し、1,601,683千円となりました。これは主に、現金及び預金が87,550千円増加したこと、投資その他の資産67,121千円増加したことによるものです。

 

(負債)

当中間会計期間末における負債合計は、前事業年度末と比較して2,558千円減少し、493,012千円となりました。これは主に、預り金が18,441千円増加したこと、賞与引当金13,590千円増加したこと、その他流動負債が35,516千円減少したことによるものです。

 

(純資産)

当中間会計期間末における純資産合計は、前事業年度末と比較して137,943千円増加し、1,108,671千円となりました。これは主に、中間純利益の計上により利益剰余金が136,799千円増加したことによるものです。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べて、87,550千円増加し、1,212,478千円となりました。

各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間における営業活動による資金の増加は、171,947千円(前年同期は122,365千円の増加)となりました。これは主に、税引前中間純利益214,246千円、預り金の増加額18,441千円、未払金の減少額19,269千円及び法人税等の支払額74,653千円によるものです。

 

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間における投資活動による資金の減少は、85,541千円(前年同期は27,337千円の減少)となりました。これは主に、関係会社株式の取得による支出72,889千円によるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当中間会計期間における財務活動による資金の増加は、1,144千円(前年同期は925千円の増加)となりました。これは、新株予約権の行使による株式の発行による収入1,144千円によるものです。

 

(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5) 経営方針、経営戦略等

当中間会計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(7) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。