当第2四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期累計期間における我が国経済は、企業収益や個人消費の持ち直しが見られ、社会経済活動の正常化が進展すると共に景気は穏やかな回復基調で推移いたしました。一方で中東情勢の緊迫化など地政学的なリスクや為替変動などの影響による物価上昇が長期化し、依然として不透明な状況が続いております。
当社が主にサービスを提供する賃貸不動産管理業界におきましては、賃料水準は一部で上昇の兆しがみられ、また、既存物件の入居率も入居者のライフスタイルの多様化などにより、引き続き堅調に推移すると見込んでおります。
このような状況の下、当社の主力サービスである「スマサポサンキューコール」及び入居者アプリ「totono」の需要は高く推移しており、受注拡大に向け注力いたしました。「スマサポサンキューコール」においては、㈱リクルートの電子申込システム「申込サポートby SUUMO」との連携を2023年12月よりスタートさせ、より一層の取引先の拡大と安定収益の強化を図ると共に、収益率の改善を図るため既存顧客との取引条件の見直しを進めてまいりました。入居者アプリ「totono」においては機能面の強化や各社とのアライアンスに向けた開発を行っております。
以上の結果、当第2四半期累計期間の経営成績は、売上高は1,314,855千円(前年同四半期35.6%増)、営業利益は46,900千円(前年同四半期は営業損失42,936千円)、経常利益は49,974千円(前年同四半期は経常損失55,334千円)、四半期純利益は42,033千円(前年同四半期は四半期純損失66,758千円)となりました。
なお、当社は不動産管理会社向けソリューション提供事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度末に比べ162,661千円増加し、699,978千円となりました。
流動資産は、前事業年度末に比べ154,206千円増加し、483,429千円となりました。これは主に、現金及び預金が124,289千円、売掛金が31,328千円増加したこと等によります。
固定資産は、前事業年度末に比べ8,455千円増加し、216,549千円となりました。これは主に、有形固定資産が2,946千円減少した一方で、ソフトウエアが5,028千円、その他が6,128千円増加したこと等によります。
(負債)
当第2四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末に比べ120,627千円増加し、322,732千円となりました。
流動負債は、前事業年度末に比べ121,112千円増加し、315,640千円となりました。これは主に、買掛金が11,845千円、未払法人税等が10,799千円、短期借入金が70,000千円、その他が24,260千円増加したこと等によります。
固定負債は、前事業年度末に比べ484千円減少し、7,091千円となりました。これは主に、保証履行引当金が346千円減少したこと等によります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末に比べ42,033千円増加し、377,246千円となりました。これは、四半期純利益の計上により、利益剰余金が42,033千円増加したことによります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は293,365千円となり、前事業年度末に比べて124,289千円増加いたしました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは90,110千円の収入となりました。これは主に、税引前四半期純利益49,974千円及び減価償却費26,962千円の計上、未払消費税等の増加額17,538千円、仕入債務の増加額11,845千円の収入があった一方で、売上債権の増加額31,328千円の支出があったこと等によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは35,687千円の支出となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出32,971千円があったこと等によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは69,866千円の収入となりました。これは主に、短期借入金の純増加額70,000千円があったこと等によります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
該当事項はありません。
当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。