第4【経理の状況】

1.要約中間連結財務諸表の作成方法について

 当社の要約中間連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以下「連結財務諸表規則」という)第312条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しております。

 また、当社は、金融商品取引法第24条の5第1項の表の第1号の上欄に掲げる会社に該当し、連結財務諸表規則第1編及び第5編の規定により第1種中間連結財務諸表を作成しております。

 

2.監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、中間連結会計期間(2025年2月1日から2025年7月31日まで)に係る要約中間連結財務諸表について、PwC Japan有限責任監査法人による期中レビューを受けております。

 

1【要約中間連結財務諸表】

(1)【要約中間連結財政状態計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度末

(2025年1月31日)

 

当中間連結会計期間末

(2025年7月31日)

資産

 

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び現金同等物

 

3,931

 

3,047

営業債権及びその他の債権

 

1,379

 

1,474

棚卸資産

 

1,871

 

2,216

その他の流動資産

 

253

 

237

流動資産合計

 

7,436

 

6,974

非流動資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

4,769

 

5,432

使用権資産

 

3,761

 

3,673

のれん

13,950

 

14,332

商標権

5,897

 

5,897

その他の無形資産

 

333

 

319

その他の金融資産

10

1,961

 

1,932

繰延税金資産

 

671

 

622

その他の非流動資産

 

51

 

201

非流動資産合計

 

31,396

 

32,411

資産合計

 

38,833

 

39,386

負債及び資本

 

 

 

 

負債

 

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

営業債務及びその他の債務

 

618

 

613

短期借入金

10

 

500

1年内返済予定の長期借入金

10

950

 

950

リース負債

 

1,200

 

1,292

未払法人所得税

 

1,133

 

935

契約負債

 

526

 

423

その他の流動負債

 

791

 

880

流動負債合計

 

5,220

 

5,596

非流動負債

 

 

 

 

借入金

10

11,875

 

11,424

リース負債

 

2,624

 

2,467

引当金

 

45

 

50

繰延税金負債

 

2,146

 

2,252

その他の非流動負債

 

500

 

500

非流動負債合計

 

17,191

 

16,694

負債合計

 

22,411

 

22,290

資本

 

 

 

 

資本金

 

943

 

947

資本剰余金

 

9,602

 

8,549

利益剰余金

 

5,769

 

7,510

自己株式

 

 

0

その他の資本の構成要素

 

106

 

88

親会社の所有者に帰属する持分合計

 

16,421

 

17,095

資本合計

 

16,421

 

17,095

負債及び資本合計

 

38,833

 

39,386

 

(2)【要約中間連結損益計算書及び要約中間連結包括利益計算書】

【要約中間連結損益計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前中間連結会計期間

(自 2024年2月1日

至 2024年7月31日)

 

当中間連結会計期間

(自 2025年2月1日

至 2025年7月31日)

売上収益

8,300

 

8,937

売上原価

 

1,766

 

1,874

売上総利益

 

6,534

 

7,062

 

 

 

 

 

販売費及び一般管理費

 

3,792

 

4,180

その他の収益

 

18

 

16

その他の費用

 

5

 

11

営業利益

 

2,754

 

2,886

 

 

 

 

 

金融収益

 

2

 

2

金融費用

 

274

 

161

税引前中間利益

 

2,482

 

2,727

法人所得税費用

 

805

 

984

中間利益

 

1,677

 

1,743

 

 

 

 

 

中間利益の帰属

 

 

 

 

親会社の所有者

 

1,677

 

1,743

非支配持分

 

 

中間利益

 

1,677

 

1,743

 

 

 

 

 

1株当たり中間利益

    

 

 

 

基本的1株当たり中間利益(円)

70.04

 

72.29

希薄化後1株当たり中間利益(円)

68.57

 

71.15

 

【要約中間連結包括利益計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前中間連結会計期間

(自 2024年2月1日

至 2024年7月31日)

 

当中間連結会計期間

(自 2025年2月1日

至 2025年7月31日)

中間利益

 

1,677

 

1,743

 

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

純損益に振り替えられることのない項目合計

 

 

 

 

 

 

 

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

 

32

 

16

純損益に振り替えられる可能性のある項目合計

 

32

 

16

税引後その他の包括利益

 

32

 

16

中間包括利益

 

1,709

 

1,727

 

 

 

 

 

中間包括利益の帰属

 

 

 

 

親会社の所有者

 

1,709

 

1,727

非支配持分

 

 

中間包括利益

 

1,709

 

1,727

 

(3)【要約中間連結持分変動計算書】

前中間連結会計期間(自 2024年2月1日 至 2024年7月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

 

合計

 

資本金

 

資本剰余金

 

利益剰余金

 

自己株式

 

その他の

資本の

構成要素

 

合計

 

2024年2月1日残高

    

900

 

10,529

 

1,774

 

 

66

 

13,270

 

13,270

中間利益

 

 

 

1,677

 

 

 

1,677

 

1,677

その他の包括利益

    

 

 

 

 

32

 

32

 

32

中間包括利益合計

 

 

 

1,677

 

 

32

 

1,709

 

1,709

剰余金の配当

 

454

 

 

 

 

454

 

454

株式報酬取引

 

 

 

 

 

19

 

19

 

19

所有者との取引額等合計

 

 

454

 

 

 

19

 

435

 

435

2024年7月31日残高

 

900

 

10,075

 

3,451

 

 

118

 

14,545

 

14,545

 

当中間連結会計期間(自 2025年2月1日 至 2025年7月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

 

合計

 

資本金

 

資本剰余金

 

利益剰余金

 

自己株式

 

その他の

資本の

構成要素

 

合計

 

2025年2月1日残高

 

943

 

9,602

 

5,769

 

 

106

 

16,421

 

16,421

中間利益

    

 

 

1,743

 

 

 

1,743

 

1,743

その他の包括利益

 

 

 

 

 

16

 

16

 

16

中間包括利益合計

 

 

 

1,743

 

 

16

 

1,727

 

1,727

剰余金の配当

 

1,060

 

 

 

 

1,060

 

1,060

新株予約権の行使

 

4

 

5

 

 

 

1

 

8

 

8

自己株式の取得

 

 

 

 

0

 

 

0

 

0

利益剰余金から資本剰余金への振替

 

 

2

 

2

 

 

 

 

所有者との取引額等合計

 

4

 

1,053

 

2

 

0

 

1

 

1,052

 

1,052

2025年7月31日残高

 

947

 

8,549

 

7,510

 

0

 

88

 

17,095

 

17,095

 

(4)【要約中間連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前中間連結会計期間

(自 2024年2月1日

至 2024年7月31日)

 

当中間連結会計期間

(自 2025年2月1日

至 2025年7月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

税引前中間利益

 

2,482

 

2,727

減価償却費及び償却費

 

810

 

928

受取利息及び受取配当金

 

2

 

2

支払利息

 

274

 

161

営業債権及びその他の債権の増減額

(△は増加)

 

49

 

84

営業債務及びその他の債務の増減額

(△は減少)

 

14

 

57

棚卸資産の増減額(△は増加)

 

106

 

204

その他

 

17

 

116

小計

 

3,441

 

3,520

利息及び配当金の受取額

 

2

 

2

利息の支払額

 

146

 

135

法人所得税の支払額

 

685

 

1,103

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

2,612

 

2,283

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

有形固定資産の取得による支出

 

1,073

 

777

無形資産の取得による支出

 

0

 

0

敷金及び保証金の差入による支出

 

54

 

32

敷金及び保証金の回収による収入

 

12

 

37

連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得

による支出

11

146

 

654

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

1,262

 

1,427

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

短期借入れによる収入

 

 

500

長期借入れによる収入

 

13,375

 

長期借入金の返済による支出

 

13,936

 

475

リース負債の返済による支出

 

662

 

696

配当金の支払額

 

454

 

1,060

コミットメントライン関連費用の支払額

 

100

 

新株予約権の行使による収入

 

 

8

自己株式の取得による支出

 

 

0

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

1,779

 

1,724

現金及び現金同等物に係る換算差額

 

35

 

17

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

 

394

 

884

現金及び現金同等物の期首残高

 

4,426

 

3,931

現金及び現金同等物の中間期末残高

 

4,032

 

3,047

 

【要約中間連結財務諸表注記】

1.報告企業

 Japan Eyewear Holdings株式会社(以下「当社」という。)は日本に所在する株式会社であります。その登記されている本社及び主要な事業所の住所は当社のウェブサイト(https://www.japan-eyewear-holdings.co.jp/)で開示しております。当社及びその子会社(以下「当社グループ」という。)は、当社と子会社で構成され、眼鏡の製造販売を主な事業としております。2025年7月31日に終了する要約中間連結財務諸表は、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況を表しております。

 

2.作成の基礎

(1)IFRSに準拠している旨

 当社グループの要約中間連結財務諸表は、「連結財務諸表規則」第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第312条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しております。

 要約中間連結財務諸表は、年次連結財務諸表で要求されている全ての情報が含まれていないため、前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。

 本要約中間連結財務諸表は、2025年9月11日に代表取締役社長金子真也及び取締役管理本部長兼経営管理部長柴田俊一によって承認されております。

 

(2)機能通貨及び表示通貨

 当社グループの要約中間連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を切捨てして表示しております。

 

3.重要性がある会計方針

 要約中間連結財務諸表において適用する重要性がある会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。

 なお、当中間連結会計期間の法人所得税費用は、見積年次実効税率を基に算定しております。

 

4.重要な会計上の見積り及び判断

 IFRSに準拠した要約中間連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を行うことが要求されております。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。

 見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、見積りを見直した会計期間及びそれ以降の将来の会計期間において認識されます。

 見積りおよび仮定のうち、要約中間連結財務諸表で認識する金額に重要な影響を与える見積りおよび仮定は、原則として前連結会計年度と同様であります。

 

5.セグメント情報

(1)報告セグメントの概要

 当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会(最高経営意思決定者)が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっております。

 当社グループは、主に眼鏡製品を販売しており、2つのブランドカテゴリー(金子眼鏡、フォーナインズ)を中心に事業活動を展開しています。そのうえで、各ブランドの責任者が、ブランドごとに幅広い権限と、売上・利益への責任を持ち、機動的な意思決定を行っていることから、当社のセグメントはブランドを主として「金子眼鏡事業」「フォーナインズ事業」の2つを報告セグメントとしています。

 「金子眼鏡事業」は、金子眼鏡ブランドにおけるブランドカテゴリー別事業を包括しています。

 「フォーナインズ事業」は、フォーナインズブランドにおけるブランドカテゴリー別事業を包括しています。

 セグメントの会計処理の方法は、当社グループの会計方針と同じであります。報告セグメントの利益は、要約中間連結損益計算書上の営業利益であります。

 

(2)報告セグメントごとの売上収益、利益または損失、その他の重要な項目の金額に関する情報

前中間連結会計期間(自 2024年2月1日 至 2024年7月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

連結

 

金子眼鏡

フォーナインズ

売上収益

 

 

 

 

 

外部収益

5,365

2,934

8,300

8,300

セグメント間収益

合計

5,365

2,934

8,300

8,300

セグメント利益

2,040

943

2,984

229

2,754

金融収益

2

金融費用

274

税引前中間利益

2,482

その他の項目

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

579

218

798

11

810

(注) セグメント利益の調整額△229百万円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。

全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

 

 

当中間連結会計期間(自 2025年2月1日 至 2025年7月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

連結

 

金子眼鏡

フォーナインズ

売上収益

 

 

 

 

 

外部収益

5,876

3,060

8,937

8,937

セグメント間収益

合計

5,876

3,060

8,937

8,937

セグメント利益

2,224

945

3,170

283

2,886

金融収益

2

金融費用

161

税引前中間利益

2,727

その他の項目

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

640

271

911

16

928

(注) セグメント利益の調整額△283百万円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。

全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

 

6.のれん及び商標権

(1)のれん及び商標権の帳簿価額の増減は次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

のれん

商標権

2025年1月31日

13,950

5,897

取得

企業結合による取得

382

減損損失

処分

2025年7月31日

14,332

5,897

 

(2)のれんの減損テスト

 当社は、毎中間連結会計期間中又は減損の兆候がある場合には、その都度減損テストを実施しております。

 当中間連結会計期間において、のれんの減損の兆候はありません。

 

7.配当金

(1)配当金支払額

前中間連結会計期間(自 2024年2月1日 至 2024年7月31日)

決議日

株式の種類

配当の原資

配当金の総額(百万円)

1株当たり配当額(円)

基準日

効力発生日

2024年4月26日

定時株主総会

普通株式

資本剰余金

454

19

2024年1月31日

2024年4月30日

 

当中間連結会計期間(自 2025年2月1日 至 2025年7月31日)

決議日

株式の種類

配当の原資

配当金の総額(百万円)

1株当たり配当額(円)

基準日

効力発生日

2025年4月25日

定時株主総会

普通株式

資本剰余金

1,060

44

2025年1月31日

2025年4月28日

 

 

(2)基準日が当中間連結会計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当中間連結会計期間の末日後となる

もの

前中間連結会計期間(自 2024年2月1日 至 2024年7月31日)

決議日

株式の種類

配当の原資

配当金の総額(百万円)

1株当たり配当額(円)

基準日

効力発生日

2024年9月12日

取締役会

普通株式

資本剰余金

526

22

2024年7月31日

2024年10月4日

 

当中間連結会計期間(自 2025年2月1日 至 2025年7月31日)

決議日

株式の種類

配当の原資

配当金の総額(百万円)

1株当たり配当額(円)

基準日

効力発生日

2025年9月11日

取締役会

普通株式

資本剰余金

1,013

42

2025年7月31日

2025年10月6日

 

 

8.売上収益

 顧客との契約から認識した売上収益分解は次のとおりであります。

 

前中間連結会計期間(自 2024年2月1日 至 2024年7月31日)

(単位:百万円)

 

 

報告セグメント

合計

 

金子眼鏡

フォーナインズ

販売経路別

 

 

 

店舗売上高

4,852

1,543

6,395

国内卸売上高

173

843

1,017

海外卸売上高

328

529

857

その他売上高

11

17

29

合計

5,365

2,934

8,300

 

当中間連結会計期間(自 2025年2月1日 至 2025年7月31日)

(単位:百万円)

 

 

報告セグメント

合計

 

金子眼鏡

フォーナインズ

販売経路別

 

 

 

店舗売上高

5,320

1,692

7,013

国内卸売上高

190

784

975

海外卸売上高

330

560

891

その他売上高

35

22

57

合計

5,876

3,060

8,937

 

9.1株当たり利益

 基本的1株当たり中間利益及び希薄化後1株当たり中間利益の算定上の基礎は以下のとおりであります。

 

 

前中間連結会計期間

(自 2024年2月1日

至 2024年7月31日)

当中間連結会計期間

(自 2025年2月1日

至 2025年7月31日)

親会社の所有者に帰属する中間利益(百万円)

1,677

1,743

中間利益調整額(百万円)

希薄化後1株当たり中間利益の計算に使用する中間利益(百万円)

1,677

1,743

加重平均普通株式数(千株)

23,944

24,120

普通株式増加数

 

 

新株予約権(千株)

513

387

希薄化後の加重平均普通株式数(千株)

24,457

24,507

基本的1株当たり中間利益(円)

70.04

72.29

希薄化後1株当たり中間利益(円)

68.57

71.15

 

10.金融商品の公正価値

(1)公正価値の算定方法

 金融商品の公正価値の算定方法は以下のとおりであります。

 

(現金及び現金同等物、営業債権及びその他の債権、営業債務及びその他の債務)

 短期間で決済されるため、公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。

 

(その他の金融資産)

 差入保証金:償還予定時期を見積もり、安全性の高い長期の債券の利回りで割り引いた現在価値により算定しております。

 出資金:将来キャッシュ・フローを見積もり、その信用リスクを加味した割引率で現在価値に割り引いて公正価値を算定しております。

 

(借入金)

 短期借入金は、短期で決済されるため公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によって

おります。

 長期借入金は、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いて算定する方法によっております。

 

(2)償却原価で測定される金融商品

 償却原価で測定される金融商品の帳簿価額と公正価値は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2025年1月31日)

当中間連結会計期間末

(2025年7月31日)

 

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

償却原価で測定する金融資産

 

 

 

 

その他の金融資産

 

 

 

 

差入保証金

1,431

1,368

1,401

1,344

償却原価で測定する金融負債

 

 

 

 

借入金

12,825

12,750

12,874

12,803

 

(3)公正価値で測定される金融商品

 公正価値で測定される金融商品について、測定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じた公正価値測定額を、レベル1からレベル3まで分類しております。

 

レベル1:活発な市場における同一の資産又は負債の市場価格(無調整)

レベル2:レベル1以外の、観察可能な価格を直接又は間接的に使用して算出された公正価値

レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法から算出された公正価値

 

① 公正価値のヒエラルキー

 公正価値で測定される金融商品の公正価値ヒエラルキーは以下のとおりであります。

 

前連結会計年度末(2025年1月31日)

(単位:百万円)

 

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

その他の金融資産

 

 

 

 

出資金

530

530

合計

530

530

 

当中間連結会計期間末(2025年7月31日)

(単位:百万円)

 

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産:

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

その他の金融資産

 

 

 

 

出資金

530

530

合計

530

530

 公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、振替を生じさせた事象又は状況の変化が生じた日に認識しております。前連結会計年度末及び当中間連結会計期間末において、公正価値レベル1とレベル2の間の重要な振替は行われておりません。

 

② 評価プロセス

 レベル3に分類された金融商品については、経営管理部門責任者により承認された評価方針及び手続きに従い、外部の評価専門家又は適切な評価担当者が評価及び評価結果の分析を実施しております。評価結果は経営管理部門責任者によりレビューされ、承認されております。

 

③ レベル3に分類された金融商品に関する定量的情報

 レベル3に分類された金融商品の評価技法及びインプットは以下のとおりであります。

前連結会計年度末(2025年1月31日)

区分

評価技法

観察可能でないインプット

範囲

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

インカムアプローチ

割引率

0.15%~0.27%

 

当中間連結会計期間末(2025年7月31日)

区分

評価技法

観察可能でないインプット

範囲

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

インカムアプローチ

割引率

0.15%~0.27%

 割引率の下落(上昇)により、公正価値は増加(減少)します。なお、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に見込まれる公正価値の増減は重要ではありません。

 

④ レベル3に分類された金融商品の期首残高から期末残高への調整表

 レベル3に分類された金融商品の期首残高から期末残高までの変動は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前中間連結会計期間

(自 2024年2月1日

至 2024年7月31日)

当中間連結会計期間

(自 2025年2月1日

至 2025年7月31日)

期首残高

527

530

利得及び損失合計

 

 

純損益(注)

1

0

購入

売却

企業結合による取得

0

0

その他

期末残高

529

530

(注) 要約中間連結損益計算書の「その他の収益」及び「その他の費用」に含まれております。

 

11.企業結合

前中間連結会計期間(自 2024年2月1日 至 2024年7月31日)

 重要性が乏しい企業結合については記載を省略しており、該当事項はありません。

 

当中間連結会計期間(自 2025年2月1日 至 2025年7月31日)

 (1) 企業結合の概要

  ① 被取得企業の名称及び事業の内容

    被取得企業の名称  :有限会社ハンズ

    被取得企業の事業内容:眼鏡枠表面処理

 

  ② 企業結合を行った主な理由

    主として眼鏡フレームの表面処理事業を展開しております。当社グループが推進する眼鏡フレームの

   一貫生産体制において、表面処理は内製化できていない工程であり、また、同社の持つスキルと経験は、

   眼鏡業界において更なる飛躍を目指す当社グループにとって、製造力の強化となることが期待されます。

 

  ③ 支配獲得日

    2025年5月1日

 

  ④ 企業結合の法的形式

    株式取得

 

  ⑤ 結合後企業の名称

    株式会社ハンズ

 

  ⑥ 取得した議決権比率

    100%

 

 (2) 取得対価及びその内訳

 

(単位:百万円)

 

金額

現金

800

取得対価の合計(A)

800

 

 (3) 主要な取得関連費用

   企業結合に係る取得関連費用として、株式取得に係るアドバイザリー費用等43百万円を要約中間連結損益

   計算書の「販売費及び一般管理費」に計上しています。

 

 (4) 支配獲得日における資産及び負債の公正価値、のれん

 

(単位:百万円)

 

金額

資産の額

 

 現金及び現金同等物

145

 営業債権

64

 棚卸資産

139

 その他流動資産

1

 有形固定資産

50

 その他非流動資産

142

資産合計

543

負債の額

 

 営業債務

18

 その他流動負債

79

 その他非流動負債

27

負債合計

125

純資産(B)

417

のれん(A-B)(注1)

382

 

 (5) 発生したのれんの金額、発生原因

  ① 発生したのれんの金額

     382百万円

      なお、のれんの金額は、当中間連結会計期間末において取得原価の配分が完了していないため、暫

     定的に算定された金額であります。

 

  ② 発生原因

     のれんは、主として今後の相乗効果や事業拡大によって期待される将来の超過収益力であります。

    認識されたのれんのうち、税務上損金算入が見込まれるものはありません。

 

 (6) 取得に伴うキャッシュ・フロー

 

(単位:百万円)

項目

金額

取得した子会社における正味現金

(投資活動によるキャッシュ・フローに含まれる)

145

現金支払額

800

正味キャッシュ・フロー

654

 

 (7) 当社グループの業績に与える影響

   被取得企業の売上収益及び中間利益は、当社グループの要約中間連結損益計算書に与える影響額に重要

  性が乏しいため、記載を省略しております。

 

12.後発事象

該当事項はありません。

 

2【その他】

 2025年9月11日開催の取締役会において、当期中間配当に関し、次のとおり決議いたしました。

(イ)配当金の総額    1,013,319,720円

(ロ)1株当たりの金額  42円

(ハ)支払請求の効力発生日及び支払開始日  2025年10月6日

(注)2025年7月31日現在の株主名簿に記載又は記録された株主に対し、支払いを行います。