第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。また、当社は、前第1四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。

(1) 経営成績の状況

当社は、「モノづくりのあり方を変え、世界を変えていく」ことをミッションに掲げ、製造業界向けに、AI技術及びIoT技術等の新しい技術を活用したサービスを提供しております。

当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用情勢の改善に伴い、緩やかに回復の動きが見られました。しかしながら、ロシア・ウクライナ情勢の長期化に伴う原材料価格の高騰や世界的な物価上昇、円安の進行等、先行きは依然として不透明な状況が続いております。

当社がサービスを提供する製造業界においては、原材料価格や人件費の高騰等の利益圧迫により景況感の悪化が見られるも、企業の設備投資意欲は底堅く、少子高齢化や人口減少を背景とした将来の労働生産性の確保に向けて既存システムの刷新やDXの推進によるIT投資の動きが見られます。

このような経営環境の中、当社は、製造業の品質検査における労働集約型の作業や従来の製品に代わる手段として、AIシステムを活用した画像検査システム「Phoenix Vision/Eye」の提供及び製造業の生産工程における自動化を推進するためのDXコンサルティングサービスを提供しております。

当第1四半期累計期間において、既存顧客のリピート案件の獲得や導入実績のある製品の同業他社への導入が進む等事業は順調に拡大しております。また、将来の更なる成長に向けた基盤を作るために、営業体制の強化を中心とした採用活動を積極的に行っております。

この結果、累計取引社数が180社となり、当第1四半期累計期間においては、売上高366,029千円、営業利益63,342千円、経常利益63,450千円、四半期純利益43,591千円となりました。当第1四半期会計期間末の受注残高は、358,129千円となります。

なお、当社は、製造業DX事業の単一セグメントであるため、セグメント毎の記載はしておりません。

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

 当第1四半期会計期間末における総資産につきましては、前事業年度末に比べ189,500千円減少し、1,260,401千円となりました。これは主に、法人税等の税金納付等により現金及び預金が127,004千円減少したことによるものであります。

 

(負債)

当第1四半期会計期間末における負債合計につきましては、前事業年度末に比べ233,092千円減少し、219,768千円となりました。これは主に、未払法人税等が162,846千円減少、契約負債及びその他流動負債がそれぞれ18,693千円及び47,136千円減少したことによるものであります。

 

(純資産)

当第1四半期会計期間末における純資産合計につきましては、前事業年度末に比べ、43,591千円増加し、1,040,632千円となりました。これは四半期純利益を43,591千円計上したことによるものであります。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。

 

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期累計期間において、当社の経営方針・経営戦略等の重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第1四半期累計期間の研究開発活動の金額は、56,071千円であります。なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。