当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、当社は、前中間連結会計期間については中間連結財務諸表を作成していないため、前中間連結会計期間との比較分析は行っておりません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、インバウンド需要の拡大や雇用・所得環境の改善等を背景に穏やかな回復が見られるものの、原材料価格の高騰や物価上昇、為替動向等により依然として先行きが不透明な状況が続いております。
当社グループが属する動物医療業界におきましては、ペット用品市場の堅調さや、家計のペット向け支出が拡大傾向にある中、ペットの家族化、高齢化を背景にした世帯あたりの動物病院への支出額の増加傾向の基調に変わりはなく、飼い主の動物医療に対する多様化・高度化要請はますます高まっているものと認識しております。
このような情勢のもと、当社グループは、生き物の命を救い、守り続けることを唯一の目的とする「Animal is my life」を企業理念として掲げ、ありきたりな医療サービスの提供ではなく、感動を与えられる医療サービスの提供に努めることで、人と動物がより幸福を感じられる環境を構築し、すべてのステークホルダーの皆さまへ貢献できるよう、永続的な発展を目指しております。
当中間連結会計期間におきましては、動物病院事業の業容拡大を企図し、2024年8月に埼玉県で動物病院を3病院運営する株式会社そよかぜを子会社化、2024年9月には東京都八王子市に動物病院を開院し、収益力の強化を図る等、グループ全体の売上高は堅調に推移いたしました。費用面につきましては、株式会社そよかぜのM&Aに伴う一時的な費用を計上いたしました。また、経営効率化の観点から2024年11月に東京都港区の動物病院1病院を閉院いたしました。
以上の結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高2,512,555千円、営業利益314,183千円、経常利益312,047千円、親会社株主に帰属する中間純利益177,798千円となりました。
なお、当社グループの事業セグメントは、動物病院事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
財政状態の状況
(資産)
当中間連結会計期間末における資産合計は5,813,034千円となり、前連結会計年度末と比べて28,561千円増加いたしました。
流動資産は1,252,817千円となり、前連結会計年度末と比べて44,429千円減少いたしました。これは主に、商品が9,117千円増加した一方、現金及び預金が41,925千円、その他流動資産が15,678千円減少したこと等によるものであります。
固定資産は4,560,216千円となり、前連結会計年度末と比べて72,990千円増加いたしました。これは主に、のれんが82,025千円増加したこと等によるものであります。
(負債)
当中間連結会計期間末における負債合計は3,521,605千円となり、前連結会計年度末と比べて149,236千円減少いたしました。
流動負債は1,167,888千円となり、前連結会計年度末と比べて37,375千円増加いたしました。これは主に、買掛金が17,697千円、未払消費税等が11,703千円、未払法人税等が18,112千円増加する一方、未払金が4,117千円減少したこと等によるものであります。
固定負債は2,353,717千円となり、前連結会計年度末と比べて186,611千円減少いたしました。これは主に、長期借入金が185,370千円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産は2,291,428千円となり、前連結会計年度末と比べて177,798千円増加いたしました。これは、親会社株主に帰属する中間純利益の計上により利益剰余金が177,798千円増加したことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、868,954千円となり、前連結会計年度末と比べて41,925千円減少いたしました。
当中間連結会計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は、386,868千円となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益316,895千円、減価償却費88,786千円、のれん償却額77,943千円、法人税等の支払額102,419千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、178,951千円となりました。これは主に、有形固定資産の売却による収入62,610千円、有形固定資産の取得による支出36,334千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出201,530千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、249,842千円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出231,388千円等によるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当中間連結会計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(取得による企業結合)
当社は、2024年8月8日開催の取締役会において、株式会社そよかぜの株式を取得し、子会社化することを決議し、同日付で全株式の取得を完了しております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおりであります。
(連結子会社の吸収合併)
当社は、2024年10月4日開催の取締役会において、当社を吸収合併存続会社、当社の完全子会社である株式会社ペットメディカルセンター・エイル及び株式会社モデナ動物病院を吸収合併することを決議し、2025年1月1日に吸収合併を行いました。
詳細は、「第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりであります。
(取得による企業結合)
当社は、2025年1月6日開催の取締役会において、安田和雄氏より動物病院事業の譲受を決議し、同日付で事業譲渡契約を締結し、当該契約に基づき事業の譲受を完了いたしました。
詳細は、「第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりであります。
(取得による企業結合)
当社は、2025年2月5日開催の取締役会において、株式会社バハティーの株式を取得し、子会社化することについて決議し、2025年2月7日に株式譲渡契約書を締結し、同日付で株式を取得しました。
詳細は、「第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりであります。