第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態の状況

(資産)

 当中間会計期間末における総資産合計は、6,281百万円となり、前事業年度末に比べ414百万円増加いたしました。これは主に、売掛金が429百万円、差入保証金が330百万円増加した一方、現金及び預金が398百万円減少したことによるものであります。

(負債)

 当中間会計期間末における負債合計は、2,898百万円となり、前事業年度末に比べ7百万円増加いたしました。これは主に、買掛金が110百万円増加した一方、契約負債が80百万円減少したことによるものであります。

(純資産)

 当中間会計期間末における純資産合計は、3,383百万円となり、前事業年度末に比べ407百万円増加いたしました。これは、利益剰余金が中間純利益により723百万円増加した一方、配当により316百万円減少したことによるものであります。

 

(2)経営成績の状況

 当中間会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などにより個人消費の持ち直しの動きが見られる一方で、政治情勢の変動によるエネルギー等の原材料価格の高騰や消費者物価の上昇による消費の減速懸念や世界的な物価上昇や金利引き上げ等、個人消費は持ち直しの動きが見られるものの、依然として先行きは不透明な状況が続いております。

 当社が属するフィットネスクラブ業界におきましては、同業種の新業態による低価格帯ジムの出店やピラティススタジオ等のスタジオに特化した専門クラブの出店などフィットネスクラブは引き続き増加傾向にあります。

 しかし、当社は、企業理念である、MISSION「新たなフィットネス文化の創造で世界を変えていく」を掲げ、VISION「FIT YOUR STYLE、FIT-EASYでは安心安全で楽しくご利用いただけるトレーニング環境を提供し、皆様の生活の一部となれる、世界一のアミューズメントフィットネスクラブを目指します。」を達成するべく、運動を続けることの重要性及び人々の新たなる生活基準に沿った生活スタイルを提案するために、フィットネスマシンのみならずアミューズメント要素(スタジオ、高濃度酸素ルーム、ゴルフ、ラウンジ、サウナ、セルフエステ等)を取り入れたアミューズメントフィットネスクラブ(商標登録第6724824号)「フィットイージー」を日本全国に事業展開し、サードプレイス(自宅でもない職場でもない第3の場所)となる店舗運営によって、他社とは異なる差別化により、フィットネスクラブ業界においてもシェア獲得に繋がっているものと考えております。

 また、当社ではBIツールの活用により、強固なデータ経営を推進しております。データ経営の推進により、会員様一人ひとりを点で捉える事で顧客満足度向上を目指した経営及び店舗運営に取り組み、フィットネスクラブ業界水準の退会率ではなく、当社独自の水準を設ける事で退会抑制に繋げております。

 このような経営環境の中、当社は2025年4月に200店舗達成後も新規出店を続け、効果的なキャンペーンの実施や会員満足度の向上への取り組みを強化した結果、店舗当たり会員数が堅調に推移したことにより、2025年4月末時点の店舗数及び会員数は以下のとおりとなりました。

 

■フィットイージー店舗数及び会員数(直営店・FC店 合計)

 店舗数 203店舗

 会員数 174,028人

 

 以上の結果、当中間会計期間における売上高は4,239百万円(前年同期比36.3%増)、営業利益は1,084百万円(同20.6%増)、経常利益は1,086百万円(同21.7%増)、中間純利益は723百万円(同22.9%増)となりました。

 なお、当社はフィットネスクラブ運営事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、2,101百万円となり、前事業年度末に比べ398百万円減少しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりとなります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は601百万円(前年同期比20.2%減)となりました。これは主に、税引前中間純利益1,086百万円、売上債権の増加429百万円等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は537百万円(同52.1%増)となりました。これは主に、差入保証金の差入による支出329百万円、有形固定資産の取得による支出148百万円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は463百万円(同24.8%増)となりました。これは主に、配当金の支払額316百万円等によるものであります。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)経営方針・経営戦略等

 当中間会計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当中間会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。