当中間会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当中間会計期間におけるわが国経済は、国内において雇用や所得の改善により景気が緩やかに回復する一方で、原材料価格や燃料価格、物価の上昇等が個人消費に影響しました。
外食産業におきましても、仕入価格や光熱費の高騰、人手不足による人件費の上昇といった要因により収益を圧迫しております。また、春先から観測史上初を何度も更新するような猛暑による消費行動の抑制もみられ、特に主力のラーメン事業が売上の約7割を占める当社においては、依然として厳しい経営環境が続いております。
このような状況の中、当社は「イマをHAPPYに!」という企業理念、「HAPPYな空間の提供」という経営理念のもと、「共に働く従業員」 「お客様」 「株主」 「社会(への貢献)」 に対する想いを会社全体で共有し、ステークホルダーをHAPPYにし、目的や夢を達成させるために、さらなる強いハートをもって具現化してまいります。
日々の営業におきましては、QSCA(クオリティ・サービス・クレンリネス・アトモスフィア)の改善・向上とアンケート等によるお客様の声を店舗運営に生かすべく、課題と向き合っております。また、従業員の働きやすい環境作りを目指して、過去の実績やM&Aにより積み上げられたノウハウを集約したマニュアルを整備しております。新入社員の初期教育制度も確立し、本配属後の早期戦力化および離職の改善を目的としております。
物価高に対応する施策として、原価率は低いものの満足感を高く感じていただける商品を導入いたしました。商品の段階的な値上げも進めてまいりましたが、その一方で「ブランドの日」や「お客様感謝祭」「周年記念祭」などの名目で、月に数回、メイン商品を安価で提供するフェアを開催しております。これらのフェアは、ホームページ内のブランドオフィシャルサイトおよびブランド別に運用しているスマートフォンアプリで情報を発信しております。また、スマートフォンアプリでは、アプリ会員限定のお得なスタンプカード機能や割引クーポンを導入し、既存顧客の来店動機を高める取り組みを行っております。
商品販売につきましては、各ブランドにおいて、季節限定メニューや期間限定メニューを提供しております。
壱角家ブランドでは、従来の冷やし中華に代わる夏の新商品として、牛ベースの特製スープにもやし・キャベツとマー油をトッピングした「冷壱郎(ひやしいちろう)」を6月~8月の期間限定で販売し、好評につき1か月期間延長を決めております。
山下本気うどんでは、油そばからインスパイアを受けた新ジャンルうどん「元祖 油うどん」を8月~9月の期間限定で販売し、10月よりグランドメニュー化いたしました。特製たれにうどんを絡ませ、アクセントに風味豊かな焼き煮干しの粉末をトッピングし、半熟卵天と混ぜ合わせればマイルドになり味の変化が楽しめる一品です。
販売促進策につきましては、話題性のある取り組みに力を入れており、壱角家では8月に人気漫画を原作としたテレビアニメ「ラーメン赤猫」とのコラボレーションを開催いたしました。一部の店舗において、作中に登場するキャラクターとのフードやドリンクのコラボメニューに加えて、オリジナルグッズの販売を行いました。
さらに当社の上場を記念して、7月中旬~9月上旬に期間限定で販売した「壱角千金“株”ラーメン」はワイドショー等で取り上げていただきました。味玉やチャーシューといったトッピングが多く乗った「MAXラーメン」をバージョンアップした商品で、金の器に金色の海苔7枚とトッピングの上に散りばめた金箔が目を引く商品です。
これらの新商品やコラボ企画などが、メディアやSNSを通じて発信いただく機会が増えております。各種取材依頼もございますので、知名度向上や潜在顧客獲得に向けて、積極的に取り組んでまいります。
店舗出退店の状況につきましては、6店舗出店(直営5店舗、FC1店舗)、4店舗退店(業務委託1店舗、FC3店舗)した結果、当中間会計期間末の店舗数は197店舗(直営166店舗、業務委託1店舗、FC30店舗)となりました。直営店の新規出店内訳は壱角家4店舗、山下本気うどん1店舗です。出店計画に対し、壱角家は1店舗不足しておりますが、物件引渡しの都合により9月に出店することになったためです。山下本気うどんは、出店計画に対し2店舗の不足ですが、第3四半期以降での出店予定が現段階で2店舗ございます。一方FCの新規出店は山下本気うどんで、退店は壱角家1店舗、肉寿司2店舗および業務委託のすためし1店舗でございました。
以上の結果、財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
(資産)
当中間会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べて2,216百万円増加し、18,083百万円となりました。これは主に、現金及び預金が1,796百万円増加、売掛金が146百万円増加、敷金及び保証金が206百万円増加したこと等によるものです。
(負債)
当中間会計期間末の負債は、前事業年度末に比べて2,356百万円増加し、10,270百万円となりました。これは主に、長期借入金が2,523百万円増加、1年内返済予定の長期借入金が165百万円増加した一方、社債が409百万円減少したこと等によるものです。
(純資産)
当中間会計期間末の純資産は、前事業年度末に比べて140百万円減少し、7,813百万円となりました。これは主に、中間純利益496百万円の計上により利益剰余金が増加した一方で、配当金の支払いにより619百万円減少したこと等によるものです。
b.経営成績
当中間会計期間における売上高は8,823百万円(前年同期比3.5%増)、営業利益804百万円(前年同期比22.8%減)、経常利益754百万円(前年同期比23.7%減)、中間純利益496百万円(前年同期比21.2%減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は12,456百万円となり、前事業年度末に比べて1,796百万円増加となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における営業活動の結果、獲得した資金は747百万円(前年同期は553百万円の獲得)となりました。これは主に、税引前中間純利益752百万円の計上、減価償却費180百万円の非資金的費用があった一方、売上債権の増加額146百万円があったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における投資活動の結果、支出した資金は484百万円(前年同期は445百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出255百万円、敷金及び保証金の差入による支出211百万円があったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における財務活動の結果、獲得した資金は1,532百万円(前年同期は320百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入3,900百万円があった一方、長期借入金の返済による支出1,211百万円、
配当金の支払額605百万円があったこと等によるものです。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間会計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当中間会計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
特に記載すべき事項はありません。
当中間会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。