文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
当社は「デジタル×フィジカルで“企業の未来にイノベーションを起こす”」というビジョンのもと、リテール販促領域(=主に小売店舗における販促活動領域)において企業が抱える非効率を解消し、顧客を面倒な業務から解放することで、企業が本来向き合うべき「本質的な業務に集中できる時間を創造すること」、そしてその結果として「企業の未来にイノベーションをもたらすこと」を提供価値と捉えております。
当社は上記ビジョンのもと、リテール販促領域における『360°フルサービス』事業を提供することで、主にリテール企業やメーカー企業が行う販促活動の全体最適化や業務改善を行っております。具体的には、①業務改善コンサルティング、②システム開発(業務システム開発やデータベース構築など)、③BPO(デザイナーや営業の顧客常駐、キャンペーン事務局代行など)、④クリエイティブデザイン(デジタル、フィジカル領域を問わない企画提案やデザイン制作など)、⑤ものづくり(販促物の印刷製造・加工など)、⑥フルフィルメント(在庫保管・流通加工や共同配送・個別配送など)、⑦フィールドサポート(小売店舗を回り最適な陳列などをおこなうラウンダー派遣や売場立ち上げ、店舗調査など)といったサービスを「自社一貫体制」で提供しております。
当社はリテール店舗調査をはじめとする、徹底した“現地現物”に基づく改善コンサルティング提案をおこなっております。『360°フルサービス』は顧客の販促業務を集約するモデルのため、結果として顧客のプロセスやインフラを担うことが多く、ビジネス継続率(※1)は100%と継続した顧客支持を受けております。
他社との競争優位性という観点においては、個別のサービス領域での競争ではなく販促活動に必要なサービスを自社一貫で提供するという『360°フルサービス』そのものが、顧客の手間を削減し、時間創造につながっており、例えば、印刷通販企業と比較すると、自社一貫で企画からデザイン、印刷及び配送まで対応可能なため迅速かつシームレスな対応が可能となっていること、コンサル会社と比較すると、プロモーションの実行機能までを一貫して提供することで発注にかかる顧客負荷をなくしていること等があげられます。
また、デジタルの販促情報からフィジカルの販促情報、店舗での販促展開に必要な棚情報や商品情報まで、様々な販促ビッグデータを当社が集積・活用することで、店舗属性やPOSデータを掛け合わせて過去の実績から効果の見込めるキャンペーン企画を立案し顧客の売上アップを目指しております。また、店舗属性から最適な使用を分析し、製造費・物流費・設置費の無駄を合理化しコスト削減をおこなうといったことが可能となり、今後さらに顧客に応じた『360°フルサービス』のクロスセルを展開していくことができると考えております。
上記を踏まえつつ、当社は『360°フルサービス』を事業推進する上で、課題傾向が異なる3つの顧客属性に応じて戦略を組み立てております。
(A) IT・サービス領域の顧客群
(B) リテール領域の顧客群
(C) メーカー領域の顧客群
<3つの顧客属性>

店頭での決済サービスやポイントサービスなどを実施する顧客群や通信キャリアとして携帯ショップを運営している顧客が該当します。特に店頭での決済サービスやポイント施策の販促活動にあたっては、店頭でのフィジカルな販促物に加えて、アプリやSNS上などでのデジタル販促も行われることが通常であるため、当社のデザイナーや営業担当者が顧客常駐することで、フィジカル、デジタルいずれの販促であってもシームレスに一貫対応できることが他社との差別化につながっております。
小売店舗を保有し、消費者に対して物品販売等を行っているコンビニエンスストアチェーン、ドラッグストアチェーン、外食チェーンなどの顧客群が該当します。リテール顧客群に対しては、販促物の企画・製造・配送を一貫して行うだけではなく、小売店舗に応じたキッティング梱包、各種販促物の共同配送を行うことで配送費の削減に寄与しています。特にドラッグストア業界においては前述のとおり、販促物共同配送サービス(Co.HUB)を全国54%のドラッグストア店舗に提供しております。これはドラッグストア業界における共同配送プラットフォームとして、他社の参入障壁になっていると考えております。
(C) メーカー領域(主に食品、消費財、製薬、化粧品)
小売店舗にて販売される製品・商品の企画、製造を行うメーカー企業が該当します。メーカー企業は販促活動を行う主体であることから、『360°フルサービス』として、販促物の企画・製造やフルフィルメント(在庫保管・流通加工など)、小売店舗を回り最適な陳列などをおこなうラウンダー派遣など幅広いサービスを「自社一貫体制」で提供することで、販促活動全体の最適化に貢献しております。また、販促DXクラウドサービス(PromOS)が導入されると、顧客はさらなる改善・最適化が可能になり、当社は顧客の販促業務のインフラとしての存在になることで、さらに他社の参入を難しくさせる側面があると考えております。
今後の成長戦略としては、上述の(A)~(C)それぞれの既存顧客に対して『360°フルサービス』の深耕を進めるとともに、販促物共同配送サービス(Co.HUB)を通じて新たに取引を開始したメーカー顧客への『360°フルサービス』拡充による取引額最大化を進めることで、売り上げ拡大を進めてまいります。
<成長シナリオ>

具体的には、販促物共同配送サービス(Co.HUB)導入により、新規獲得した累計顧客数が導入期2023年3月期の119社から2024年3月期269社、直近2025年3月31日時点で341社と順調に増加していることを踏まえ、これらの新規顧客に対して、販促物の企画・製造や在庫などの『360°フルサービス』の導入を推進し、クロスセルを進めていく予定です。1社あたりの取引額を最大化する上で、最も重要な指標は「PromOSの導入アカウント」数です。販促DXクラウドサービスであるPromOS導入をすることで、顧客の販促におけるインフラを担うこととなり継続的な売り上げ拡大を実現します。販促業務のDXだけではなく、販促業務全体の最適化を目指して提案を進め、さらなるクロスセルを行ってまいります。
※1 「2024年3月期に当社との取引金額が500万円以上の顧客数」のうち「2025年3月期に当社と取引実績のあった顧客数」の割合
※2 各顧客層の売上構成比は2025年3月期実績
※3 360°フルサービスの導入モデルケースとして、5種以上のサービスを利用中の顧客4社の2025年3月期における平均年間取引額
※4 PromOS利用中の顧客(※3の顧客を除く)の2025年3月期における平均年間取引額
※5 2025年3月期における当社全取引顧客数
※6 2025年3月期における顧客(※3※4の顧客を除く)の2025年3月期における平均年間取引額
中長期的には、ドラッグストア向け販促物共同配送サービス(Co.HUB)を他リテール業界やリアル店舗を保有する他業界へ水平展開することでさらなる新規顧客の獲得と、配送店舗拡大による収益増を目指しております。
<販促物共同配送サービスの業界水平展開図>

長期的には、M&Aによる事業領域の拡大、フルフィルメント領域、システム開発領域、フィールドサポート領域等の各領域におけるプラットフォームを構築することで360°ビジネスエコシステムの構築と拡充を視野にいれて活動してまいります。
※1 2025年3月31日時点で販促物の共同配送サービスを通じて配送可能な店舗数
※2 出典:一般社団法人全国スーパーマーケット協会「スーパーマーケット白書2025年版」
※3 ホームセンターと家電量販店の合計店舗数。出典:経済産業省「商業動態統計調査(2025年5月)」
※4 出典:厚生労働省「医療施設調査(令和6年6月末概数)」
※5 出典:経済産業省「特定サービス動態統計調査」(2025年3月)
※6 出典:経済産業省「令和3年 商業統計速報 (卸売業・小売業)」より「男子服小売業」と「婦人・子供服小売業」の事業所数を合計
※7 出典:厚生労働省「衛生行政報告例」(2024年10月)
我が国全体の人口減少・少子高齢化の進行(※)を受け、リテール業界においても人手不足の慢性化・深刻化が想定される一方で、同業界自体が日常生活に非常に密接な業界であり、国民生活の基盤となる業界であることを踏まえると、リテール業界における労働生産性の向上は待ったなしの状況であると考えております。
こうした事業環境の中で、当社が提供する『360°フルサービス』はリテールプロモーション領域の労働生産性を改善していくものであり、リテール企業やメーカー企業の販促担当者の業務負担を改善していくものであることから、当社の事業展開にとっては追い風の状況であると考えております。
具体的には、販促物を企画・製造し、全国の小売店舗に配送・設置する場合、通常であれば販促担当者がデザイン会社や印刷会社、倉庫・物流会社やラウンダー会社(メーカー営業社員に代わって店舗を巡回し商談や陳列などを行う)などと個別にやり取りを行う必要がある一方で、当社の『360°フルサービス』であれば業務窓口が集約されるため、人手不足の状況において、販促担当者の業務負担の改善を図ることができます。
加えて、世界的な燃料費高騰や物流の「2024年問題」などを受けて、物流コストが上昇しているという事業環境も当社の販促物共同配送サービス(Co.HUB)にとってはポジティブな状況であると考えており、共同配送によって1社だけの経営努力では達成が難しい物流費のコストダウンが可能になるため、同事業へ参加するリテール企業、メーカー企業が増加しており、今後もサービスの拡大を見込んでおります。
※国土交通省「我が国の人口の動向及び将来推計」より引用
当社は、前述の経営方針、経営戦略、経営環境のもと、継続的な事業収益の拡大による成長と、より強固な経営基盤を構築するため以下の事項を対処すべき重要課題と捉え、その対応に引き続き取り組んでまいります。
①優秀な人材の確保
当社の企業規模の拡大及び継続的な成長のためには、高付加価値なソリューションを提供し、継続的に高い顧客満足度を得る必要があると認識しております。そのためには、社員全員がビジョン、ミッションや経営方針を深く理解し、チームワークを発揮していく必要があります。当社では優秀な人材を確保するために採用選考基準を明確化し、新卒採用、キャリア採用を含めて様々なバックグラウンドを持つ人材の採用活動を積極的に推進するとともに、社員への教育体制の整備及び改善を図り、チームを構成する個々人の才能を伸ばす取り組みを推進してまいります。
②経営人材の確保
当社はここ10年間で急速な成長をしており、今後の企業規模拡大及び継続的な成長のためには、経営人材の確保が重要な課題と認識しております。そのためには、執行役員、部長への昇格を目指す層である課長職への教育が必要となります。当社の課長職の平均年齢は35歳と比較的若いメンバーで構成されており、平均給与は約760万円(2025年3月31日時点の課長職で、賞与含む年間支給額を算出)となります。全国の年齢階層別平均給与466万円(国税庁 令和5年分民間給与実態統計調査内、35~39歳の平均給与から引用)に対して高い水準を維持するとともに、早期から課長職へのOJTを通じた教育を行っております。
③収益率の向上
当社では経営上の目標の達成状況を判断するための指標として、売上高営業利益率を採用しております。当社のビジネスはロジスティクスセンター(八王子フルフィルメントセンター、あきる野フルフィルメントセンター)等において、販促物のキッティング梱包作業や荷受け積み込み作業といった労働集約型の作業が一定程度あるため、作業の効率化や自動化が売上高営業利益率の向上のためには必要となります。当社では工場、ロジスティクスセンター等に積極的に自動化設備の導入を行っております。
④資本配分
当社における財務戦略は、『リテール販促360°フルサービス』事業で競争優位を構築することで収益性を高め、キャッシュ・フローの創出力、その結果としての株主価値の最大化を基本としております。
収益性の改善と同時にキャッシュ・フローの創出力を高めた結果として得られるキャッシュ・フローを将来の成長への投資として資本コストを上回るリターン(収益)が見込まれる設備、事業開発に優先的に投下いたします。
当社は、販促活動を展開する企業が抱える非効率を解消するため、全体最適化を実現する『リテール販促360°フルサービス』を展開しておりますが、顧客企業に対して効率的なクロスセル進捗を示すを客観的な指標として、販促DXクラウドサービス「PromOS」の導入アカウント数と、顧客先常駐人数を重要な経営指標として位置付けております。
それぞれの推移は以下のとおりです。
<「PromOS」の導入アカウント数>
2023年3月末・・・16アカウント
2024年3月末・・・21アカウント
2025年3月末・・・25アカウント
<顧客常駐数>
2023年3月末・・・71名
2024年3月末・・・81名
2025年3月末・・・93名
当社のサステナビリティに関する考え方及び取組は次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。
当社では、サステナビリティへの対応として、顧客の人手不足への対応、業務改善への対応、二酸化炭素排出量の削減といった社会課題への対応が重要と考えております。これらの社会課題への対応が社会、地域での非効率をなくす又は軽減することに繋がり、当社の目指すサステナビリティ経営に繋がるものと考えております。
当社では、サステナビリティ関連のリスク及び機会を監視し、及び管理するためにリスク・コンプライアンス委員会を設置しており、当委員会にてサステナビリティに関するリスク等の報告・審議等を行い、取締役会へ報告する体制としております。
① 気候変動
当社では、「きれいな工場でしか良い印刷物はつくれない」というポリシーを掲げ、「日本一きれいな工場」を目指しております。1998年から環境配慮型の生産工場を目指し、継続的かつ積極的に環境活動に取り組み、効果をあげてきております。2005年にはそうした取り組みが評価され、印刷産業環境優良工場「経済産業省 商務情報政策局長賞」を受賞しております。
また、当社では販促物共同配送サービス(Co. HUB)の導入により、販促物の物流経路を集約することで、CO2削減を実現しております。2025年3月末時点では10,000店舗以上に同サービスが導入されており、導入前と比較すると年間85,800トンのCO2削減に貢献しております(当社試算※1)。
<販促物共同配送サービス(Co. HUB)導入店舗数とCO2削減量>

※1 店舗数及びメーカー数は共同配送で送ったメーカーが全て直送だった場合、且つ共同配送導入前の段ボールは全て100サイズ、共同配送時の段ボールは10メーカー以上の場合940*540*290mm、9メーカー以下の場合660*470*140mmを使用すると仮定して試算。共同配送の利用が多い上位30社の発送元地域とその地域に該当する県庁所在地を店舗所在地とし、航空便、船便などの陸送以外の配送手段の使用は未考慮とする。算出式は輸送距離/燃費(3㎞/l)/1000*単位発熱量*排出係数*44/12(経産省ガイドライン引用)。
② 人的資本・多様性
当社では会社経営において最も重要な要素を「ひと」と考え、「人に投資する会社」をテーマに、教育及び採用活動を続けております。その中でも、特に教育に注力しており、「日本一勉強する会社」を目指して、就業時間の約10%を教育、研修(社内外・国内外の他社視察)及び自己研鑽に充てる時間としております。
また、雇用面では、女性正社員増加に向けた取り組みの推進、管理職に占める女性比率の上昇、男性正社員の育児休業取得率の上昇、外国籍社員の登用や技能実習生の受け入れ等、今後、ますます進んでいくボーダレス化、グローバル化を実現すべく、様々な人材雇用を推進しております。
加えて、当社では、社員が働きやすい環境を整備するため健康経営を推進しております。社員の健康をサポートする専任の産業保健師を配置し、毎年の全社員との面談を通じて社員の心と体の健康維持に努めております。
当社では、代表取締役社長を議長とする「リスク・コンプライアンス委員会」を設置しており、法令・コンプライアンス遵守体制の整備、並びにサステナビリティに関する事項を含むリスク・問題点の把握と解決に取り組んでおります。(開催頻度:四半期毎)
当社が定める「リスク・コンプライアンス基本方針」に基づき、経営活動における9つのリスク特性に応じた管理を行い、リスク管理とコンプライアンス推進についてはそれぞれに事務局を設置し、担当役員と推進委員を定めたうえで、リスク・コンプライアンス委員会への報告と問題解決のための対応を行っております。
また「リスク・コンプライアンス委員会」でサステナビリティ関連の機会の識別、評価や優先順位付けを行われた後に、重要と認識された事項については取締役会に決議・報告を行う体制となっております。
現状において想定しているリスクは、「3 事業等のリスク」を参照ください。
当社では上記「(3) 戦略」において記載した、サステナビリティに関する戦略及び人的資本に関する戦略において、社内環境整備に関する方針について次の指標を用いております。当該指標に関する目標および実績は、次のとおりであります。
①サステナビリティに関する指標及び目標
サステナビリティに関する戦略の具体的な指標及び目標については、現在検討中であります。今後の当社の重要な課題として継続的に検討を進めてまいります。
②人的資本に関する指標、目標及び実績
(注)1.女性管理職比率について、当社では、性別・国籍・職歴等の属性に関わらず、経験・能力等を総合的に
判断して管理職への登用を行っているため、管理職に占める属性ごとの数値目標を設定しておりません。
2.女性管理職比率は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規程
に基づき算出したものであります。
当社の事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に影響を及ぼす可能性があると考えられる主なものとしては、以下の内容が挙げられます。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者に対する積極的な情報開示の観点から、以下に開示しております。当社では様々なリスクについて、「顕在化可能性/発生時期/影響度」による重要性を認識した上で、『当社事業を取り巻く環境に関するリスク』・『当社事業に関するリスク』・『その他のリスク』にリスク分類しております。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
当社の事業を維持するためには、原材料を安定的に調達することが求められます。現状は、仕入先や仕入ロットの見直し等により仕入価格の上昇への対策を実施し、かつ販売価格への転嫁についても進めております。しかしながら、今後大幅な市況変動等により、主要原材料の価格が高騰し、原材料以外のコストの削減でカバーできない場合や販売価格へ適正に転嫁できない場合、また、調達先が災害等により被害を受け、調達の遅延又は停止が発生した場合、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社は、コンサルティングサービスによる顧客価値提供を実現しているため、技術動向の変化に対応できなかった場合、競争力の低下から受注減少につながり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。それに対しては、環境対応等の市場要請や法令改正等を含め、当社の事業領域に関連する技術動向の調査、分析等定点観測を行い、10年先を見据えたサービスの開発等、顧客価値創出を推進しております。仮に当社が技術革新への対応が遅れるなどした場合、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社が提供する事業は、景気の影響を受けやすい傾向にあります。経済情勢や景気動向等の理由による、顧客企業における外注の縮小、事業縮小、内製化等により、当社が提供するサービスに係る市場規模が縮小される可能性があります。当社は、サービス、リテール、メーカーといった顧客属性にあわせ、事業リソースを分散しバランスを取ることにより業績の安定化を図っております。当社の顧客が属する事業分野の市況が悪化した場合等には、既存顧客からの受注の減少や新規顧客開拓の低迷により、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社の事業は業務改善コンサルティング、クリエイティブデザイン、業務システム開発、デジタルコンテンツ制作、販促物の印刷製造・加工、在庫保管、フルフィルメント物流、顧客常駐業務等を分断なく提供する『リテール販促360°フルサービス』事業を行っております。一つ一つの業務については競合や新規事業者の参入により競争環境が厳しくなる可能性があります。一方で当社のサービスのように切れ目なくサービス提供できる競合他社は少なく、当社が優位性を維持しております。ただし、何らかの形で当社のサービスの競争優位性が低下した場合、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
■当社事業に関するリスク
当社の業務については、「外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律」、「下請代金支払遅延等防止法」、「不当景品類及び不当表示防止法」等の法的規制がありますが、当社の事業の継続を困難にさせるような法的規制は存在していないと認識しております。
しかしながら、今後法制度の改正により当社の事業分野に関連する何らかの規制がなされた場合、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社では顧客の情報や従業員の個人情報等を保持しております。当社では役職員に向けた情報セキュリティ研修を実施するとともにISO27001を取得し、社内からの情報漏洩防止や社外からの不正アクセス防止等の措置を講じております。しかしながら、各サービスへの急激なアクセス増加に伴う負荷や自然災害等に起因するデータセンターへの電力供給の停止等、予測不可能な要因によってシステムが停止した場合や、コンピュータ・ウイルスやハッカーの侵入によりシステム障害が生じた場合には、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社の売上高の顧客別比率は、2025年3月期において楽天グループ各社(※)合計で32.2%及び㈱ファミリーマートが15.3%となっております。当社は、上位顧客の比率を月次で定量的に管理するとともに、特定顧客以外への営業活動も行い取引先の拡大を図ることで、過度な依存とならないように努めております。当社としましては、継続的に大口取引先との良好な関係の構築に努めてまいりますが、業界環境の大きな変化や営業施策の変更等により、当社の受注が大幅に減少した場合や受注条件が大幅に悪化した場合には、大幅な売上減少により、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(※)楽天モバイル株式会社、楽天ペイメント株式会社、楽天カード株式会社、楽天マート株式会社(旧楽天西友ネットスーパー株式会社)、楽天トータルソリューションズ株式会社、楽天グループ株式会社、楽天Edy株式会社、楽天損害保険株式会社、楽天証券株式会社、楽天銀行株式会社、楽天ソシオビジネス株式会社、楽天インシュアランスプランニング株式会社との取引高を集計しております。
当社は生産能力増強を図るため、るのパレット2期工事(投資予定額総額23億円)をはじめとする多額の設備投資の実施を予定しております。詳しくは「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画 (1) 重要な設備の新設等」をご参照ください。
設備投資の決定は極めて重要な経営判断事項であることから、当社では市場動向、競合他社動向等を熟慮しつつ、事業戦略及び当該投資の収益性等を総合的に勘案し、実施していく方針であります。しかしながら経済動向や市場動向を正確に予測することは困難であり、多額の設備投資に対して需要が当社の想定どおりに拡大しなかった場合には、減価償却費負担が収益性を圧迫し、使用設備の除却や減損が生じ、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社は、事業の用に供する設備や不動産をはじめとする様々な固定資産を所有しております。保有資産の実質的価値の下落や収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなり、固定資産の減損損失を計上する必要が生じた場合には、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。現時点で減損の兆候は識別しておりませんが、収益の安定的確保に努めてまいります。
当社が行う販促物の作成等において、当社の認識の範囲外で他社の所有する著作権及び特許権を侵害する可能性があります。当社では、「知的財産管理規程」に基づき、従業員全員に知的財産権保護に関する指導や教育の実施を行うと共に、リスク・コンプライアンス委員会においても該当する事案がないか常に注意を払い、全社的な取り組みを推進しております。しかしながら、第三者の知的財産権を侵害してしまった場合には、多額の費用負担が生じること、損害賠償請求をうける等、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社ではこれまでに訴訟は発生しておりません。また、サービスの品質の向上及び法令遵守等をはじめコンプライアンスを重視した経営に努めております。
しかしながら、将来において、当社の提供するサービスの品質に関する何らかの瑕疵が顕在化し、顧客等にそれに付随した損害を与えるような場合や、当社の役職員の法令違反等の有無にかかわらず、予期せぬクレームやトラブルが生じる可能性は否定できず、これらに起因する損害賠償を請求される又は訴訟を提起される可能性があります。これらの損害賠償額や訴訟内容、その進展及び結果により、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社の成長と利益は、人材に大きく依存いたします。人件費高騰が予想される中で、優秀な営業・セールス人材、クリエイティブ人材、SE人材、経営人材等、必要とする人材を厚待遇(給与・休日等)で採用、育成することは当社にとって重要であり、これに対して積極的な新卒採用やキャリア採用の促進を、十分な予算を確保し実施しております。このような人材を採用又は育成することができない場合には、適切な人材配置が困難となり、延いては長時間労働の発生に繋がると従業員の心身の健康状態が悪くなり、労働災害に至る可能性があります。この対策として、当社では労働時間の把握・管理をシステムによる客観的方法により行っており、加えて健康管理・メンタルヘルス研修等を実施しております。しかし、人材採用及び労務管理に関して、適時適切に対応できなかった場合には、事業拡大に制約が発生する等により、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社において、長時間労働やハラスメントその他の人権問題が生じた場合、従業員の心身両面における健康が毀損され、ひいては生産性や従業員エンゲージメントが低下することで、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社は、事業拠点ごとのヒアリングや相談窓口の運用等を通じて、上記諸問題の端緒を早期に把握することに努めるとともに、省人化・自動化に向けた設備投資や教育機会の充実等を通じて、職場環境の整備、適正な企業風土の醸成に取り組んでいます。
また、当社の事業活動にかかわるサプライチェーンにおいて生じ得る種々の人権問題に対して関心を払わず、あるいは放置した場合、レピュテーションの低下、訴訟対応等により、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社代表取締役会長である水上光啓は、当社株式の16.98%を所有し、同氏が議決権の過半数を保有する資産管理会社である株式会社エムツー(以下、「同氏等」という。)は46.46%を所有する大株主であります。当社では、同氏等から代表取締役社長である河合克也及び取締役、執行役員等に株式を移譲することで筆頭株主との関係性を徐々に軽減しております。なお、同氏等はその議決権の行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。また、当社といたしましても、同氏等は安定株主であると認識しております。
しかしながら、現時点において、同氏及び株式会社エムツーは、当社の筆頭株主グループであり、同氏との関係性が悪化した場合、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社では、自然災害等からの早期復旧を目的として事業継続計画(BCP)を策定するとともに、リモート環境での勤務体制の構築等の対応を行っております。しかしながら、大規模災害や新型コロナウイルス感染症等の感染症、伝染病の流行等による不測の事態が発生した場合には、当社の事業活動が停滞し、業績及び事業計画に影響を及ぼす可能性があります。また、取引先からの原材料供給不足や仕入価格の高騰により販促物の製造が不可能になることで機会損失が発生し、売上高及び利益が減少する等、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社は株式会社エムツー、水上光啓が大株主であります。株式会社東京証券取引所の定める流通株式比率は、2025年3月31日時点において、28.07%であります。今後は、当社大株主への一部売出しの要請、当社の事業計画に沿った成長資金の公募増資による調達による流通株式数の増加分を勘案し、これらの組み合わせにより、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。
当社は、企業価値の継続的な向上のため、コーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であると認識しております。業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のための内部統制システムの適切な運用、さらに健全な倫理観に基づく法令遵守を徹底するため、内部管理体制の充実を図ってまいります。しかしながら、業務の急速な拡大により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社は、税効果会計における繰延税金資産の回収可能性について、一時差異等のスケジューリングや課税所得の十分性等に基づき判断しておりますが、一時差異等のスケジューリングが不能となった場合や収益力の低下等により課税所得の十分性が確保されないとの判断に至った場合、繰延税金資産を取り崩すことにより税金費用が計上され、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
気候変動に伴う自然災害や異常気象等の影響によって取引先や当社の事業の停滞と当社が保有する資産価値が毀損した場合(物理的リスク)や、脱炭素社会への移行に伴う政策や法規制への対応等(移行リスク)により取引先の経営状態が悪化した場合には、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社の気候変動に関するリスクへの対応や開示が不十分であるとみなされた場合には、企業価値に影響を及ぼす可能性があります。当社では、脱炭素社会への移行に資する事業を行っておりますが、自然災害や異常気象等の影響に対して事業継続計画(BCP)を策定しリスクの低減を図るとともに、気候変動に関して積極的な開示を行ってまいります。
当社では、役員及び従業員に対するインセンティブを目的としたストック・オプション制度を採用しております。また、今後においてもストック・オプション制度を活用していくことを検討しており、現在付与している新株予約権に加え、今後付与される新株予約権について行使が行われた場合には、既存の株主が有する保有株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。当社は、既存株主の株式価値及び議決権割合の過度な希薄化が生じないよう、適切なインセンティブプランの活用について検討してまいります。なお、2025年3月31日現在における新株予約権による潜在株式数は、306,000株であり、発行済株式総数の4.3%に相当しております。
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
(資産)
当事業年度末における流動資産合計は、6,080,381千円となり、前事業年度末に比べて2,048,939千円増加いたしました。これは主として、株式上場により現金及び預金が1,500,802千円、期末直近月における売上の増加等により売掛金が423,947千円増加したことによるものであります。
また、固定資産合計は、4,603,517千円となり、前事業年度末に比べて109,962千円減少いたしました。これは主として、減価償却により建物及び附属設備が66,983千円減少したこと及び有価証券の売却により投資有価証券が35,244千円減少したことによるものであります。
その結果、資産合計は、10,683,899千円となり、前事業年度末に比べて1,938,977千円増加いたしました。
(負債)
当事業年度末における流動負債合計は、2,346,975千円となり、前事業年度末に比べて472,610千円増加いたしました。これは主に、仕入債務の増加により買掛金が120,900千円、法人税等の増加により未払法人税等が222,531千円増加したことによるものであります。
また、固定負債合計は、71,464千円となり、前事業年度末に比べて51,906千円減少いたしました。これは主に、退職給付引当金が35,031千円減少したことによるものであります。
その結果、負債合計は、2,418,439千円となり、前事業年度末に比べて420,704千円増加いたしました。
(純資産)
当事業年度末における純資産合計は、8,265,459千円となり、前事業年度末に比べて1,518,273千円増加いたしました。これは主に、資本金が488,400千円、資本準備金が488,400千円及び利益剰余金が530,093千円増加したことによるものです。
当事業年度における我が国経済は、インバウンド需要を中心に経済活動の正常化が進み、景気の持ち直しが見られたものの、米国の政策動向を含む不安定な国際情勢、エネルギー・原材料価格の高騰、国内における慢性的な人手不足などにより先行きが不透明な状況が続いております。当社は「デジタル×フィジカルで“企業の未来にイノベーションを起こす”」というビジョンのもと、あらゆる企業が抱える非効率を解消し、面倒な業務から解放することで、企業が本来向き合うべき「本質的な業務に集中できる時間を創造すること」を提供価値と捉えており、特にリテール企業、メーカー企業などを中心に360°フルサービス事業を提供することで、販売促進活動の全体最適化や業務改善を行ってまいりました。
当事業年度においては、顧客先への常駐人数やダイレクトマーケティング案件の増加などにより、上位既存顧客への取引額が堅調に推移すると共に、大手ドラッグストアチェーン(マツキヨココカラ&カンパニーグループや富士薬品グループ)への共同配送事業の新規導入や、複数の外食チェーンとの新規取引が開始する等、顧客基盤が着実に拡大しました。また、プロモーション販促業務を最適化するDXクラウドサービスPromOS(プロモス)が計25アカウント(前年同期+4アカウント)に増加し、既存・新規顧客に対するクロスセルが進展しました。
以上の結果より、当事業年度の業績は、売上高は12,275,062千円(前期比21.3%増)、営業利益998,780千円(前期比88.6%増)、経常利益1,019,876千円(前期比78.2%増)、当期純利益650,093千円(前期比77.8%増)となりました。
なお、当社は、『リテール販促360°フルサービス』事業のみの単一セグメントであるため、セグメント情報の記載は行っておりません。
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前事業年度末と比較して1,500,802千円増加し、3,661,159千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動の結果得られた資金は、771,843千円(前期は704,684千円の収入)となりました。これは主に、売掛金の増加額423,947千円(前期は売掛金の増加額138,564千円)及び法人税等の支払額201,201千円 (前期は159,387千円)による減少があったものの、税引前当期純利益1,012,354千円(前期は570,054千円)及び減価償却費234,453千円(前期は257,975千円)の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動の結果使用した資金は、91,367千円(前期は183,611千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出119,601千円 (前期は124,191千円)及び無形固定資産の取得による支出16,515千円(前期は57,688千円)の減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動の結果得られた資金は、820,326千円(前期は230,993千円の使用)となりました。これは主に、株式の発行による収入968,185千円の増加(前期は-千円)によるものであります。
第73期事業年度における生産実績は次のとおりであります。なお、当社は『リテール販促360°フルサービス』事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。顧客属性別の生産実績は以下のとおりです。
受注から販売までの期間が短くかつ連動しているため、記載は省略しております。
第73期事業年度における販売実績は次のとおりであります。なお、当社は『リテール販促360°フルサービス』事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。顧客属性別の販売実績は以下のとおりです。
(注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末において判断したものであります。
当事業年度末における総資産は、10,683,899千円となり、前事業年度末と比較して1,938,977千円の増加となりました。また、当事業年度末における自己資本は、8,265,459千円となり、前事業年度末と比較して1,518,273千円の増加となりました。
以上の結果から、当事業年度末における自己資本比率は77.4%(前事業年度末は77.2%)となり、前事業年度末と比較して0.2ポイント上昇いたしました。
(売上高、売上原価及び売上総利益)
当事業年度の売上高は、前事業年度より2,159,470千円増加し、12,275,062千円(前期比21.3%増)となりました。これは主に、ドラッグストア業界向け共同配送のチェーン拡大およびメーカー向けサービス取引が増加したことによるものであります。
売上原価は、前事業年度より1,320,255千円増加し8,776,837千円(前期比17.7%増)となりました。
この結果、売上総利益は、前事業年度より839,215千円増加し、3,498,225千円(前期比31.6%増)となりました。
(販売費及び一般管理費並びに営業利益)
当事業年度の販売費及び一般管理費は、前事業年度より369,990千円増加し、2,499,444千円(前期比17.4%増)となりました。これは主に、人員の増加に伴う人件費の増加によるものであります。
営業利益は、前事業年度より469,224千円増加し、998,780千円(前期比88.6%増)となりました。
(営業外損益及び経常利益)
当事業年度の営業外収益は、前事業年度より8,102千円増加し、54,616千円(前期比17.4%増)となりました。これは主に、店舗収入が8,014千円増加したことによるものであります。
営業外費用は、前事業年度より29,693千円増加し、33,520千円(前期比775.8%増)となりました。
経常利益は、前事業年度より447,633千円増加し、1,019,876千円(前期比78.2%増)となりました。
(特別損益及び税引前当期純利益)
当事業年度の特別利益は、前事業年度より3,099千円増加し、3,199千円(前期は100千円)となりました。これは、固定資産売却益3,199千円を計上したことによるものであります。
特別損失は、前事業年度より8,434千円増加し、10,722千円(前期は2,288千円)となりました。これは主に、固定資産除却損2,016千円を計上したこと及び投資有価証券売却損8,706千円を計上したことによるものであります。
税引前当期純利益は、前事業年度より442,299千円増加し、1,012,354千円(前期比77.6%増)となりました。
(当期純利益)
法人税等合計は、362,260千円となりました。
この結果、当事業年度の当期純利益は、前事業年度より284,486千円増加し、650,093千円(前期比77.8%増)となりました。
(キャッシュ・フローの状況の分析・検討)
キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
財務活動で使用した資金は、営業活動により得られた資金で概ね賄えており、財務健全性を維持できているものと判断しております。
(資本の財源及び資金の流動性)
当社の主な資金需要は、労務費、外注費、物流センターの賃借料並びに経費等の支払いを目的とした運転資金となります。これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローや自己資金で賄うことを基本としております。今後、多額の設備投資を行う場合には、財務健全性を勘案しながら金融機関からの借入等も含め、柔軟な資金調達を行ってまいります。なお、当事業年度末現在、当社は通常の営業上の運転資金に対して十分な規模の現金及び現金同等物を保有しており、資金の流動性は十分に確保されているものと判断しております。
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載しております。
財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
当社の研究開発活動は、新しいビジネスを開発することを主目的として取り組んでおり、当事業年度では小売店舗でのラウンダー業務に関する情報収集を目的にした活動を行っております。
当事業年度における研究開発費は、
なお、当社は『リテール販促360°フルサービス』事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。