文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
当社グループは「最高(プリモ)の夢(おもい)を最高(プリモ)の幸(かたち)に」という企業理念のもと、一組でも多くのお客様の幸せのお手伝いをすべく、2025年4月末現在において、ブライダルジュエリー専門店としては有数の規模である134店舗をグローバル展開(国内87店舗、海外47店舗)しております。
〈企業理念〉
「最高(プリモ)の夢(おもい)を最高(プリモ)の幸(かたち)に」
Share The Moment
喜びの瞬間を、永遠の記憶に
人生に訪れる特別なできごとの数々。
その喜びを、ともに分かちあうことから私たちは始めたいと思います。
響きあう気持ちは、最高の幸せとなって。
やがて、永遠の思い出に変わっていく。
それをいつも信じているから。
私たちは、プリモグローバルホールディングスです。
<経営環境>
ブライダルジュエリー市場は「ジュエリー市場」と「ブライダル市場」が重なり合う形で存在しております。嗜好品としての要素が強いファッションジュエリーに比べて、ブライダルジュエリーは結婚というライフイベントと連動する必需品としての側面が強く、矢野経済研究所が発行する『宝石・貴金属市場年鑑 2024年版』によると、婚約指輪、結婚指輪の取得率は双方ともに近年は安定維持しております。
※出所:矢野経済研究所『宝石・貴金属市場年鑑 2024年版』
しかしながら、国内市場においては、少子化に起因する婚姻組数の継続的減少や、同業他社との競争の激化や新規参入企業の影響も受けていることから、なお一層の経営努力が必要であります。一方、若年人口が多く、経済発展が著しいアジアを中心とした海外市場においては、日本の商品・サービスに対する関心や信頼が高く、日本ブランドが受け入れられ易い市場であるため、積極的に進出・出店を進めており、国内競合企業に先行してグローバルブランドとしての地位を確立し、先行者利益を獲得することで、当社グループのさらなる成長の実現を目指しております。
<経営戦略>
当社グループの主要な商材である婚約指輪及び結婚指輪は、お客様に生涯にわたって身に付けていただくものであるため、記念の品にふさわしい品質やお客様一人一人の気持ちに寄り添うきめ細やかな接客サービスを通じて、オンリーワンの商品を提供することが重要であります。そのため、当社グループでは、2025年8月期から2027年8月期の3か年にわたる新中期経営計画を策定し、国内、海外の市場別に以下の成長戦略を掲げております。
■国内市場
国内市場においては、「I-PRIMO」「LAZARE DIAMOND」の両ブランドを展開しており、それぞれのブランド価値と顧客体験のさらなる向上に努めてまいります。具体的には、人財教育や店舗への投資、新商品・サービスの開発を継続して行います。また、お客様に人生の重要な節目で選ばれるブランドとして長く愛されるよう、アニバーサリージュエリー商品の充実やお客様とのコミュニケーション強化を進めてまいります。
■海外市場
当社グループは、「I-PRIMO」日本で培ったブランド・商品・パーソナルサポートをアジアにおいても活かし、各市場のお客様から高い評価をいただいております。加えて、当社グループは独自の海外展開ノウハウを活用して「K.UNO」「STAR JEWELRY」の海外市場進出において、ライセンスを受けて店舗展開しております。
海外市場においては、①各市場における「I-PRIMO」のブランド認知・価値の向上、②各市場のお客様のニーズに応じた商品ラインナップ・サービスの開発、販売・価格・マーケティング戦略の実行、③中国本土や東南アジアといった出店余地のある市場における出店の推進、④各市場ローカル人財のグローバル登用、といった取組を進めてまいります。

*2 当社の連結子会社であるPrimo Diamond Taiwan Inc.と株式会社ケイ・ウノとが50%ずつ出資する共同出資会
社Kuno Primo Co.,Ltd.の3店舗
当社グループは、中長期的な企業価値の向上を達成するために、売上収益及び事業利益を重要な指標としており、収益性を意識しながら当社グループの拡大、成長を目指しております。
① 国内事業の安定成長
当社グループ全体における日本国内事業の重要性は依然として高く、安定的な事業運営と継続的な成長が重要であります。既存店売上が前年を超える水準を目指し、これを維持するため、以下の取り組みを進めてまいります。
a.マーケティング活動のさらなる進化
当社グループはこれまで、ウェブ広告、ブライダル専門雑誌、テレビCMなどの広告宣伝活動や、イベントやキャンペーン等のPR活動、さらに全国各地の婚礼施設や専門店等との顧客紹介制度等、さまざまな手段で結婚を控えたお客様にアプローチしてまいりました。
一般的にブライダルジュエリーは「一生の記念として購入する必需品」であり「購入期間が明確に定まっている」という特徴があります。またお客様にとっては「一生身につけるので慎重に選びたい」「人と同じものは嫌だ」「特別な購入体験をしたい」などの気持ちが働くため、自ら能動的に情報を調べ、複数ブランドをじっくり比較検討することが一般的であります。このため、マーケティング活動においてはこうしたブライダルジュエリー市場におけるお客様特有のニーズをしっかり汲み取り、実来店につながる広告宣伝や販売促進を実行することが肝要であります。しかしながら昨今、特にデジタルマーケティングにおいては新技術開発のスピードが非常に速く、効果的な施策を実行するにあたっては高い専門性と先見性が求められます。
今後は自社内においてお客様の多様なニーズに応えられる専門的知見を有するバランスの取れた社員を組織化するとともに、精度と質の両面で成果創出を図り、ブランド価値を向上することで集客力をさらに強化してまいります。
また当社グループでは、ご購入いただいたお客様のクチコミにも高い集客効果が認められるという考えのもと、接客サービスのさらなる向上を図りつつ、お客様満足度について数値管理をしており、今後もこれを継続的に行ってまいります。
b.店舗開発への積極的な投資
当社グループは、全国の政令指定都市ならびに主要都市において、有数のシェアを獲得しております。国内事業の安定的な成長は、当社グループ全体にとって引き続き重要な経営課題であるため、今後は人口動態の変化にきめ細やかに対応すべく、未出店地域での委託事業展開など、新たな収益モデルの確立に力を入れてまいります。同時に、各エリア・各都市における市場環境の変化にも絶えず目を配り、戦略的に店舗を移転改装することにより既存店の魅力を高め、集客力の向上を目指します。なお、これらの新店及び移転改装の店舗開発に際しては、投資基準を明確にし、取締役会での承認を要する手順を構築しており、これを忠実に実行してまいります。
c.商品施策
当社グループは、ブライダルジュエリーの専門店として、お客様の多様なニーズにお応えできるよう、店頭にて200種類以上のデザインを展開し、「セレクトオーダー」形式で商品を提供しております。
今後もトレンドの変化やお客様の新たなニーズなどに柔軟に対応しながら、絶えず商品ラインナップの刷新を図ってまいります。また、当社グループの国内・海外における成長に伴い商品調達力もより一層高まっているため、適正な価格設定を行いつつ、収益性の向上にも努めてまいります。
さらに、店頭においては、ブランドの世界観を表現する店内レイアウトや商品を魅力的に見せるための専用什器を開発し、タブレット端末を使っての商品デモンストレーション等、ご来店されたお客様が目にするすべての項目についても品質にこだわり、さらに強化してまいります。
② グローバルビジネスの加速と進化
当社グループでは、2007年5月に初の海外進出先として台湾事業を開始して以来、順調に海外事業を拡大しております。
当社グループの高品質なブライダルジュエリーと、日本流のきめ細やかな接客サービスは、海外のお客様に支持されるポイントであり、これにより海外においても日本と同水準の品質と接客サービスで商品を販売し、現地競合他社との差別化が出来ております。結果として台湾及び2011年9月に進出した香港、2015年11月に進出した中国本土においては、いずれも1号店の開業から3年目には事業の黒字化を達成致しました。また、2022年11月には今後の東南アジア進出を見据え、シンガポールに1号店を新規出店し、現在2店舗を運営しております。
さらに、マルチブランド展開を進めるため、2019年4月に台湾市場においてPrimo Diamond Taiwan Inc.と株式会社ケイ・ウノとが50%ずつ出資する共同出資会社「Kuno Primo Co.,Ltd.」を設立し、同年8月に1号店を新規出店し、現在3店舗を運営しております。また、2022年11月には株式会社スタージュエリーブティックスと海外市場における業務提携契約を締結し、2023年5月に中国本土1号店、同年9月に台湾1号店を新規出店し、現在中国本土2店舗、台湾2店舗を運営しております。
今後も当社グループが持続的な成長を成し遂げるためには、「共感型」「モノからコトへ」の成熟した消費傾向が見込まれる当地において、マーケットシェアを拡大させていくことが重要であります。地域特性や消費者行動を反映させた各種マーケティング活動のローカリゼーションを進めることにより、ブライダルジュエリー専門店としての認知度を高め、ブランド価値を向上させてまいります。また、海外事業の発展とともにそれを支える組織力の強化が不可欠であるため、有能な人財を全体最適の視点で採用・育成し、グローバルで配置してまいります。
■当社グループが運営する海外店舗数の推移

注: 店舗数は各年の12月末時点で記載しており、その時点で退店が見込まれていた店舗を控除しております。
当社グループでは、お客様に「一生の記念となるお買い物」を提供し満足していただく上で、最も重要な差異化要素は「接客力=人財」であるという考え方に基づき、「採用」「教育」「評価」及び「配置」の4つの軸で人財育成、ひいては組織力強化の取り組みを行ってまいりました。
特に日本の新卒採用では例年は一人当たり3回の面接を実施し、WEBを活用したオンライン面接を取り入れながら、人物重視かつ多様な角度から厳選するなど、優秀な人財の確保に努めております。
「教育」について、日本では入社後10年間にわたる独自の教育プログラム「プリモカレッジ」のもと、職位ごとに設定されたコンピテンシーを明示しており、社員が自発的に能力開発を目指せるような体制を構築しております。また、販売力強化のため、国内外各エリアに配備しているセールストレーナーがOJTとしてロールプレイング研修を実施しているほか、一般社団法人日本ジュエリー協会が主催する「ジュエリーコーディネーター検定」の3級取得を推奨しております。
「評価」については、すべての社員が生き生きとした将来像を描けるよう、職位に応じたコンピテンシーに基づく評価制度を取り入れており、社会情勢、労働環境、勤労者意識の変化に合わせて制度を定期的に見直しております。また、モチベーションの向上につながるインセンティブを取り入れるほか、個人だけではなくチーム(店舗)単位の仕組みを展開するなど、協調性を育み、互いに磨き合える、働きやすい環境づくりを目指しております。
「配置」については、社員一人一人のライフスタイルや多様な価値観に対応できるよう、時短勤務制度や、販売専門職としてのキャリアパスを用意するなど、職種の選択機会を設けております。また、各国事業所間で人財を積極的に交流させることにより、さまざまな知見やノウハウをグループ内で共有するだけでなく、それらを昇華させて互いに高め合い、結果として新規エリアや新規市場への事業展開を担うバランスの取れたグローバル人財を継続的に育成・輩出し、当社グループ全体の組織力強化を図ることにも注力しております。
こうした各種取り組みは、人件費のコスト上昇の要因ともなる可能性がありますが、当社グループのビジネスモデルにおいては、経験を積み、接客に長けたベテラン社員が果たす役割は大きく、店長及び管理職のマネジメント力の向上等に継続して取り組むことで、社員一人一人の業務生産性を向上させ、激化する市場環境に対応できる強固な組織体制の実現を目指しております。
当社グループでご購入いただいたお客様の情報を有効に活用し、結婚を起点としたお客様との関係性を生涯にわたって構築すべく、国内ではメンバーシッププログラム「I-PRIMO Membership」「My LAZARE」を用意し、アフターサービスの充実や、人生の節目の記念日に手にとっていただけるアニバーサリージュエリーの開発・販売を進めております。また、2018年からはお客様とのコミュニケーションツールとしてLINE公式アカウントと連携するサービスを導入し、双方向型のコミュニケーションを通じてお客様とのリレーション強化に努めております。
情報技術の発展とともに購買スタイルが変化する中、日本国内においては、すでに「I-PRIMO」「LAZARE DIAMOND」専用のオンラインショップでの販売を通じて、オムニチャネル化の基盤を構築しております。
当社グループにおいても取扱商材を拡大し、オンライン・オフライン双方においてお客様との接点を増やし、結果として「生涯にわたって愛されるブランド」として、お客様と継続的な関係性を構築することを目指しております。
当社グループは、金融機関を貸付人とする借入契約を締結しており、2024年8月期末時点での連結総資産額に占める借入金額割合は33.8%と高く、金利動向に大きな影響を受ける財務体質となっております。
今後の継続的な成長のためにも強固な財政基盤の構築が必要と考えており、十分な手元流動性の確保に努めることや、中長期的には収益構造の改善を行うことで、財政基盤の安定化を図っております。
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組みは、次の通りであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
当社グループは、「最高(プリモ)の夢(おもい)を最高(プリモ)の幸(かたち)に」を企業理念の下、お客様、従業員、取引先、株主・投資家、地域社会などすべてのステークホルダーとともに成長し、持続可能な社会の実現に向けて、社会課題の解決と価値の創造に取り組んでまいります。また、当社グループは、上記企業理念の下で行動していくことで、社会にとっての価値をも追求することを目指しております。
こうした考えの下、当社グループは、サステナビリティ経営の推進と企業理念の具現化のため、当社グループの社会的責任を以下の「サステナビリティ基本方針」として取りまとめ、2025年3月の取締役会で決議しております。
<サステナビリティ方針>
プリモグループは、企業理念である「最高(プリモ)の夢(おもい)を最高(プリモ)の幸(かたち)に」に基づいて、「持続可能な社会の実現」と「企業価値の向上」を両立させることを重要な使命と考えています。環境・社会・ガバナンス(ESG)を経営の中心に据え、長期的な視点で事業活動を推進し、ステークホルダーの皆さまとともに持続可能な未来を築いてまいります。
①環境への配慮
地球環境の保全は、企業の重要な責任の一つです。私たちは、気候変動対策、資源の有効活用、生態系の保護に取り組み、事業活動を通じて環境負荷の低減を図ります。
②社会との共生
私たちは、多様性と公平性、包括性を尊重し、すべての人々にとって公平で安全な社会の実現を目指します。従業員の働きがい向上、地域社会への貢献、人権の尊重を軸に、より良い社会づくりに貢献します。
③ガバナンスの強化
健全で透明性の高い経営を実現するため、コーポレート・ガバナンスの強化、コンプライアンスの徹底、リスクマネジメントの推進に努めます。法令と社会規範を遵守し、公正な企業活動を維持することで、持続的な成長を目指します。
私たちは、これらの方針のもと、持続可能な未来の実現に向けて、企業活動を通じた責任を果たしてまいります。
当社グループは、サステナビリティの重要性を認識した上で、事業活動の推進を行っております。今後、取締役会での営業報告や行動規範を通じて監督を行い、自社のサステナビリティを巡る課題への取組み推進のための環境整備を行ってまいります。
また、サステナビリティに関するリスク及び機会への対応方針や実行計画等といった協議内容及び報告事項については、重要性に応じてリスク・コンプライアンス委員会にて協議を行い、その内容を踏まえ、経営会議による審議を経て、適宜取締役会へ報告しております。
当社グループがステークホルダーから継続的に信頼や評価をいただける経営を実現するためには、コーポレート・ガバナンス体制を構築し、有効に機能させることが不可欠であり、継続的に整備・強化を行う他、当社グループの成長ステージや経営環境の変化に迅速かつ柔軟に対応できるよう随時見直しを図っていく所存であります。
当社グループのコーポレート・ガバナンスに関する詳細は、「
当社グループは、役員・従業員・内定者・取引先へサステナビリティにおけるマテリアリティについてのアンケートを行い、経営層でのワークショップにおいてディスカッションを経て、5つのマテリアリティを決定致しました。
また、当社グループのCSR活動“PRIMO RING PROJECT”を社内横断型のプロジェクトとして発足しており、当該プロジェクトを通じてサステナビリティを巡る取組みについて対応を進めております。
各マテリアリティとそれに紐づく主な取組み内容は以下のとおりです。
当社グループが取り扱うブライダルジュエリーは、アドバイザーによるきめ細やかなサポートのもと、ルースダイヤモンド(裸石)やリングデザイン、プロミスダイヤモンドと言われるリング内側の記念石や刻印等を組み合わせるセレクトオーダースタイルで、熟練のクラフトマンが丁寧に作成しております。
また、ブライダルジュエリーは一生の記念となるものであり、指輪に込められる想いは、一人一人異なります。一生身につけていただく「運命のリング」をご提案するために、常にお客様の気持ちに寄り添い、きめ細やかなサポートを心がけております。
当社グループでは、大切なリングを安心して末永く愛用していただくために、アフターサービスに力を入れております。全国のどの店舗でも利用でき、クリーニング、サイズ直しといった無料のメンバーシップサービスを充実させております。
また、当社グループでは、熟練のクラフトマンによる技術とともに、品質や産地に精通したダイヤモンドバイヤーによる強固なネットワークを有しております。「一生の記念品」にふさわしく、婚約指輪のセンターダイヤモンドはすべて鑑定機関が発行する鑑定書とともにご提供しております。
当社グループでは、一生身につけていただく商品の提案や、お客様のご要望に沿ったパーソナルな対応ができるよう、従業員の育成に注力しております。当社グループ独自の人財育成プログラムである「プリモカレッジ」では、中長期にわたって継続的な指導を行い、「マインド(心・気持ち)」「ナレッジ(知識)」「スキル(技術)」の3つの柱に沿って能力の向上を図ることで、従業員が質の高い接客サービスを等しく提供し、効率的な店舗運営を行うことができるよう努めております。また、当社グループのビジネスモデルにおいては、接客経験が豊富でお客様の対応に長けた従業員が果たす役割が大きいため、従業員の9割以上を占める女性が長期的に活躍できる社内環境を整備し、勤続年数の伸長を目指しております。
また、当社グループは、女性活躍推進法に基づく優良企業認定「えるぼし」や、次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画の目標達成等認定基準を満たした「子育てサポート企業」として認定される「くるみん」をブライダル業界で初めてとなる「ダブル認定」で達成しております。各企業認定の詳細は後述の「(4) リスク管理」をご参照ください。
・環境への配慮
当社グループでは、笑顔の輪を地域全体に広げ、幸せが広がる街づくりに貢献するため、不用品の寄付活動や中高生を対象とした職場体験等を実施し、地域や社会との繋がりを大切にしております。また、環境対策の重要性が高まるなか、豊かで美しい環境を未来世代へ繋げていくための環境保全活動として、全国での清掃活動や富士山での森づくり活動にも取り組んでおります。
・誠実な経営
当社グループは、社会に貢献し、企業価値を継続的に向上させることを経営上の最重要課題として考え、お客様だけでなく、株主の皆様や取引先、地域社会、従業員等のステークホルダーからも信頼される企業グループを目指しております。その実現のため、経営の健全性、効率性及び透明性を確保するためのさまざまな取り組みを実施し、コーポレート・ガバナンスの充実を図っております。当社グループのコーポレート・ガバナンスや法令遵守に関する取組みの詳細は、「
(人材育成方針)
当社グループでは人財の長期育成を前提に社員の多くを正社員として採用し、新卒・中途採用を問わず、入社後10年にわたって独自の教育プログラム「プリモカレッジ」を開講し、「マインド」「ナレッジ」「スキル」の3つの柱に沿って、ホスピタリティの基礎となる人間力を養っております。また、経験に応じたコア・コンピテンシーを明確に定め、個人ではなくチームを単位とした達成指標を取り入れるなど、公正・公平な評価制度により、協調性を育んでおります。
また近年では、海外事業の拡大に伴い、国内外の事業所間で人財の積極的な交流が生まれております。経験やノウハウを共有することはもちろん、互いに刺激を与え、能力を高め合うことにより、多様性を尊重したダイバーシティ経営に取り組んでおります。
(社内環境整備)
当社グループでは、ダイバーシティ経営の一環として社内のLGBTQ+に関する取り組みを進め、LGBTQ+ガイドラインの更新や、全社員へのLGBTQ+研修の導入、配偶者の定義変更、制度利用時のエビデンス排除などを行うことで、LGBTQ+への理解を深め、差別や偏見のない職場環境を作ってまいりました。
今後も継続的に“性別にとらわれない幸せの形”を社外だけでなく社内にも浸透させることで、すべてのお客様や社員の多様性を尊重した環境整備を進めてまいります。
当社グループは、事業上のリスクのみならず、サステナビリティに関する課題やリスクについても、経営会議やリスク・コンプライアンス委員会にて全社的なリスク管理を行っております。リスク・コンプライアンス委員会は四半期ごとに実施しており、主に是正・予防が必要なリスク及び法改正等に対する当社グループの対応方針を検討・決定しております。その内容を踏まえ、経営会議による審議を経て、適宜取締役会へ報告し、必要に応じてグループ各社に周知しております。
今後も継続的に環境変化に応じて経営戦略、事業計画の見直しを行いリスク管理に取り組んでまいります。
当社グループは、「商品とサービスの価値創造」「顧客との約束」「働き手の幸福」「環境への配慮」「誠実な運営」の5つのマテリアリティを定めております。「働き手の幸福」の目標として、「えるぼし」最高位(3段階目)や「くるみん」認定を満たす女性従業員の育休取得率や労働時間の削減等を維持する社内体制を構築していくとともに、人財育成においては、一般社団法人日本ジュエリー協会が主催する「ジュエリーコーディネーター検定」の3級取得を推奨してまいります。その他のマテリアリティの指標及び目標、その他、企業価値向上に向けたサステナビリティに関する指標及び目標は、今後社内で検討を進めてまいります。
また、当社グループは人種・国籍・信条・性別・年齢・障がい・性的指向・性自認・性表現などを問わず、多様性を互いに尊重することを推進し、時代の変化とともに価値観が多様化する中で、お客様の気持ちに寄り添ったきめ細やかなご提案を実現すること、社員一人一人の強みを互いに活かし合うことで全員が働きやすくイキイキと仕事に取り組める環境をつくることを目指してまいります。
当社グループの事業内容、経営成績、財政状態等に関する事項のうち、投資家の投資判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクは主として以下のものがあります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、その発生の回避と予防に取り組んでおります。
なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において入手可能な情報に基づき当社グループが予測及び判断したものであり、将来においてこれらに限定されるものではなく、また、発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。
発生可能性:高、発生する可能性のある時期:中期~長期、影響度:大
我が国においては、少子化や未婚率の上昇に伴い結婚適齢期人口が減少し、市場のゆるやかな縮小傾向が継続すると予測されております。国内市場規模の縮小が続くことで、将来的に当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。
上記対応策として、当社グループでいち早く海外市場へ展開することでグループ成長を実現して参りました。また、国内においても結婚式場等のブライダル企業との提携等や既存顧客への非ブライダル商品の展開等により盤石な事業基盤の構築に努めております。
発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大
当社グループでは、海外事業を積極的に展開しており、2007年の台湾進出以降、香港、中国本土、シンガポールにそれぞれ進出し、高い商品品質と日本で培ったきめ細やかな接客サービスを強みとして、事業を拡大してまいりました。こうした取り組みにより、当社グループの海外事業は安定的に成長を遂げ、それに伴い売上高全体に占める海外比率も上昇するものと見込んでおりますが、諸外国において政治・経済情勢の悪化、政変、治安の悪化、テロ・戦争等が発生し、事業活動に問題が生じるなど新規市場の開拓を見直すことになった場合、あるいは変化が著しい現地の市場動向に当社グループの事業活動が対応しきれず、結果として当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。
当社グループにおいては、このようなリスクに対処するため、政治情勢、財政情勢、法規制変更、紛争等について情報収集を行い、政情不安等の兆候の早期把握に努めております。
発生可能性:高、発生する可能性のある時期:中期~長期、影響度:大
当社グループでは、「一生の記念となるお買い物」としてお客様に商品をご提供するにあたり、お客様の気持ちに寄り添い、高いレベルの接客を実現できる人財を採用し育成することを重要な経営課題とし、恒常的に取り組んでおります。
しかしながら、少子高齢化の更なる進行を背景に、日本においては人財不足がますます顕著になることが予想されます。今後、人財獲得競争がより一層厳しさを増した場合には、当社グループが求める能力を有した人財が十分確保できないおそれがあります。
上記対応策として、当社グループでは、人財の長期育成を前提に社員の多くを正社員として採用しており、新卒・中途採用を問わず、入社後10年にわたって独自の教育プログラム「プリモカレッジ」を開講し、「マインド」「ナレッジ」「スキル」の3つの柱に沿って、高品質なコンサルティングサービスを養っております。
発生可能性:高、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大
ブライダルジュエリーの商品価格は、原材料であるダイヤモンド、プラチナ、ゴールド等の国際商品市場における相場に影響され、変動することが一般的であります。これらのことから、当社グループでは、原材料相場の変動に対して迅速に対応するため、仕入価格安定化のスキームを構築しておりますが、原材料の流通量や経済動向によって原材料価格が急激に変動した場合、一時的に当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。
当社グループでは、今後においても仕入先との関係を密接に保ちながら、原材料の安定的な調達に努めてまいります。
発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大
シンプルなデザインが主流のブライダルジュエリーや、その原材料であるダイヤモンド、プラチナ、ゴールドは、長期にわたりその価値を維持することが可能であります。また、当社グループではセレクトオーダー形式での受注生産を行っていることから、店舗サンプル以外の棚卸資産の最小化を図れるビジネスモデルとなっており、さらにお客様のニーズに合わせて定期的に商品構成の見直しを図ることで、高い商品品質を維持しつつ、受注予測に応じた適正規模の棚卸資産を保有しております。しかしながら、今後当社グループの想定を超えて棚卸資産の収益性が低下した場合には、所定の基準での評価減を行うことにより、当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。
発生可能性:高、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大
当社グループは海外に販売拠点を有しており、また、ダイヤモンド等の一部原材料は主に米ドル建てで購入しているため、各拠点における取引価格については直接的または間接的に為替相場変動の影響を受けます。また、当社の海外子会社では、日本円以外の外国通貨で財務諸表を作成しており、当社グループの連結財務諸表の作成時において日本円に換算され、円建てで連結財務諸表に記載されます。
このため当社グループにおいては、国内原材料の仕入と海外事業における販売との間にはナチュラルヘッジ(注)が存在しております。しかしながら、為替相場の変動により海外子会社における通貨の日本円に対する価値が著しく変動する場合、当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。
(注)同一通貨で仕入と売上を計上することで、為替相場の変動の影響を最小限に抑える手法を指します。
発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大
当社グループでは、大規模な地震、風水害、津波、大雪、感染症の大流行、事故、暴動及びテロ活動等が発生した場合、当社グループの本社または各地の店舗の建物や設備等が被災し、または従業員の出勤や業務遂行に支障が生じ、当社グループの事業及び財政状態に影響が生じる可能性があります。
また、上記の自然災害等によって当社グループのお客様に被害等が生じる場合や、経済状況等の低迷が発生する場合には、当社グループにご来店されるお客様数の減少により、当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。
上記対応策として、緊急時の被災状況等の情報収集体制を確立し、お客様や従業員等の安全確保と事業継続に向けた体制の構築に努めております。また、避難・防災についての教育訓練を定期的に実施するとともに、万一当該リスクが顕在化した場合であっても影響の少ない店舗において事業活動を継続する等リスク低減に努めております。
発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大
当社グループでは、お客様一人一人のご要望に応じたセレクトオーダー商品を提供しており、また当社グループ独自のメンバーシッププログラムを通じてアフターメンテナンスをはじめとする生涯顧客化の取り組みを強化するため、お客様の大切な個人情報をお預かりしております。当社グループは個人情報取扱事業者として、個人情報の保護に関する法律及び関係諸法令等に基づき、適切な安全対策を講じております。しかしながら個人情報の流出等のトラブルが発生した場合、当社グループへの損害賠償請求や信用の低下等により、当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。
発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大
当社グループは、顧客管理、在庫管理、店舗の運営等において情報システムを利用し、効率的な経営を目指しております。プログラムの不具合やコンピュータ・ウイルス、外部からのサイバー攻撃等により、当社グループの情報システムに様々な障害が生じた場合には、店舗の効率的な運営や商物流の阻害、重要データの喪失や、それらの対応費用の発生等により、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。
また、当社グループがサービスの品質を高め、市場における競争力を維持・向上させるためには、システムに関する投資を積極的かつ継続的に行う必要があると認識しております。システム開発の遅延・失敗・トラブル等により、開発期間の延長・営業機会の逸失・開発コストの増大等が発生して想定どおりの効果が得られない場合、あるいは正常に開発されたシステムによって想定どおりの効果や効率化等が計られなかった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。
上記対応策として、当社グループでは「情報セキュリティ管理規程」を定め、適切なセキュリティ体制を構築することにより、外部からの不正アクセスを回避するよう努めております。また、過去のシステム障害の発生状況の分析により適切な対応策を策定し、万一トラブルが発生した場合においても短期間で復旧できるような体制を整えております。さらに、社内において信頼度の高い開発体制を構築・維持し、システムの不具合の発生可能性を低減させております。
発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大
当社グループは、その事業の過程で、各種契約違反や労働問題、知的財産権に関する問題、情報漏洩に関する問題について、顧客、取引先、従業員、競合他社等により提起される訴訟その他の法的手続きの当事者となるリスクを有しております。当社グループが訴訟その他の法的手続きの当事者となり、当社グループに対する敗訴判決が言い渡される場合、または当社グループにとって不利な内容の和解がなされる場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。
本書提出日現在において、重大な訴訟その他の法的手続は生じておりませんが、当社グループでは各国における法的規制の動向について、当社管理部門や海外子会社等を通じて常に最新情報を入手するように努め、特別な対応が必要な場合は、管理部門を中心に迅速に対応するなど、訴訟リスクの最小化を図っております。
発生可能性:高、発生する可能性のある時期:中期、影響度:大
当社グループは、金融機関を貸付人とする借入契約を締結しており、2025年8月期中間期末時点での連結総資産額に対する借入金額割合は31.4%であります。今後は借入金を減少させるべく取り組んでまいりますが、元本が変動金利によっているため、市場金利が上昇する場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社グループは、係る既存の借入れがあることから、新たな借入れまたは借換えが制約される可能性や、必要な運転資金等を確保できなくなる可能性、財務的信用力が当社グループよりも強い競合他社と比較して競争力が劣る可能性があります。
当社グループでは、対応策として、十分な手元流動性の確保に努めることに加え、今後も金利水準や市場環境等を踏まえた資金調達を行うとともに、取引金融機関への定期的な財政状態及び経営成績の開示をはじめ、事業計画及び資金計画の報告を行うことで、安定的な関係性の構築に努め、資金調達の安定化を図っております。
発生可能性:中、発生する可能性のある時期:中期、影響度:大
当社グループは、インテグラル株式会社から、純投資を目的とした出資を受けており、本書提出日現在、同ファンドが組成しているプリモ・インテグラル1投資事業有限責任組合、プリモ・インテグラル2投資事業有限責任組合及びInnovation Alpha Primo L.P.の3社は当社の大株主であります。また、当社の取締役である山崎壮がインテグラル株式会社から派遣されております。
インテグラル株式会社は当社株式の上場時において、所有する当社株式を一部売却する予定でありますが、当社株式の上場後においても相当数の当社株式を保有する可能性があり、その保有・処分方針によっては、当社株式の流動性及び株価形成等に影響を及ぼす可能性があります。また、インテグラル株式会社が当社株式の上場後も相当数の当社株式を保有することとなった場合には、当社役員の選解任、他社との合併等の組織再編、定款の変更等の当社の株主総会決議の結果に重要な影響が生じる可能性があります。
当社グループでは、同社より、当社株式の将来的な処分時期や手法については未定であるものの、市場価格への影響を極力抑えた手法で対応する旨を聴取しております。
発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大
当社グループののれんは、2024年8月期末時点で16,201百万円あり、当社グループの総資産の35.7%を占めております。また、当社グループが今後M&A等を実施した場合には、のれんを計上する可能性があります。
当社グループの連結財務諸表はIFRSを採用しておりますので、のれんは非償却資産であり、毎期の定期的な償却は発生しませんが、今後いずれかの事業収益性が低下した場合には減損損失が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。
2024年8月期末においては、減損テストの結果、将来キャッシュ・フローによる使用価値は帳簿価額を上回っているものと判断しております。
仮に、国内の将来キャッシュ・フローの見積額が65%の減少、また海外の将来キャッシュ・フローの見積額が37%の減少が生じた場合、使用価値と帳簿価額が等しくなる可能性がございます。
上記対応策として、当社グループでは、収益構造の改善及び財務基盤の安定化に取り組んでおります。
詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 13.非金融資産の減損」をご参照ください。
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
第4期連結会計年度(自 2023年9月1日 至 2024年8月31日)
当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費や雇用情勢に持ち直しの動きがみられるなど、全般的に緩やかな回復がみられました。一方、ウクライナ情勢によるエネルギー資源や原材料の価格高騰に加え、日米の金利差による円安の恒常化、中国本土経済の先行き懸念等、世界情勢は依然として不透明な状況が続いております。
当社グループが属するブライダルジュエリー市場においては、ジュエリーブランド各社のブライダル強化の動きもあり、企業間競争はなお一層の厳しさをみせておりますが、国内の経済活動には回復がみられ、インバウンドも前年を大幅に超えて増加しております。
このような日々変化する経営環境の中、当社グループでは「最高(プリモ)の夢(おもい)を最高(プリモ)の幸(かたち)に」の企業理念に基づき、2025年8月期から2027年8月期の3か年にわたる新中期経営計画を策定し、国内シェアの維持に加えて、海外における成長基盤の確立により、収益拡大を図ってまいりました。
まず、引き続き当社グループが有する不変的な価値を国内外の市場におけるお客様に効果的に伝えるため、各種広告表現や広告媒体を選定し、ご来店前にお客様により良く当社ブランドをご理解いただくとともに、実際にご来店いただいたお客様には、ブランドの世界観を表現した店づくりと接客サービスを体感することによって、更なるブランドイメージの向上に取り組んでおります。
メインブランドである「I-PRIMO」は、1999年7月に「I-PRIMO 銀座本店」がオープンしてから、2024年8月期には25周年の節目の年を迎えることになりました。ブランドタグライン「あなたの最高になりたい」を策定し、公式ホームページ内に特設ページの開設やスペシャルムービーを公開、25周年を記念する新作商品「クロリス」の発売等を実施しております。また、前年に発表したメッセージである「THE FIRST STEP リング選びの最初の一歩をご一緒に」のもと、多くの方にとって「はじめての」ブライダルリングを購入する体験を不安なく満足いくものにするために、200種類以上のリングのデザインの中から、お客様の手の特徴とお好みをもとにしてお似合いになるリングのご提案をする「パーソナルハンド診断®」等を行っており、お客様サービスの追求をし続けております。
「LAZARE DIAMOND」については、2023年10月に当社グループが日本における「LAZARE DIAMOND」の商標権及び関連する権利を取得することにより、国内における独占販売権を取得致しました。ブランドサイト、マーケティング、商品、物流システム等の移管・統合を進め、既存取引先の百貨店や独立系小売店において、さらに多くのLAZARE DIAMOND商品を取り扱えるような体制を整備してまいります。
店舗開発では、国内事業においては、商圏や購買行動の変化に伴い、より集客力のあるエリアや有力商業施設内への移転・改装を進めており、2024年1月には中核店舗である「I-PRIMO 名古屋栄店」を移転、3月には「LAZARE DIAMOND」の旗艦店である「ラザール ダイヤモンド ブティック 銀座本店」の移転を行いました。
海外事業においては、国内事業と同様に移転・改装を進めるとともに、中国本土では、2023年9月に無錫市の「I-PRIMO Wuxi Center 66 Store」、12月に寧波市の「I-PRIMO Ningbo Hankyu Store」、2024年1月に南京市の「I-PRIMO Nanjing IFC Store」をオープン致しました。これにより中国本土における「I-PRIMO」の店舗展開は24店舗となりました。また、株式会社スタージュエリーブティックスとの業務提携契約に基づき、2023年5月に中国本土へ初出店を行ったSTAR JEWELRY事業につきましては、2023年9月に台湾初出店となる「STAR JEWELRY Shin Kong Mitsukoshi Xinyi Place A8 Store」を、12月に中国本土2号店となる「STAR JEWELRY Shanghai iapm Store」を、2024年3月に台湾2号店となる「STAR JEWELRY Shin Kong Mitsukoshi Taipei Nanxi Store」をオープン致しました。今後も中国本土及び台湾市場において、マルチブランドでの展開を進めてまいります。
当社グループにとって、国内外におけるブランド価値の認知と売上規模の拡大はグローバルでの更なる躍進のキーとなっております。継続的な出店・移転・改装、海外市場におけるマルチブランド展開、東南アジアの新規エリアへの進出等により、今後とも「日本基準の高い商品品質」はもちろん、「きめ細やかなサービス・おもてなし」を通じた「一生の記念となるお買い物」を、国内外のお客様に広く提供してまいります。
これにより、当連結会計年度における当社グループの業績は、売上収益24,900百万円(前年同期比6.1%増)となりました。利益面では、営業利益2,246百万円(前年同期比65.1%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益1,150百万円(前年同期比31.0%増)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
(国内事業)
国内事業につきましては、ダイヤモンドや金・プラチナ等の原材料価格の急激な高騰の影響を受けるなか、適時商品価格の見直しを行ったほか、I-PRIMO事業のリブランディングやスタッフの接客スキル向上等への取り組みが奏功し、業績は力強く伸長致しました。
これらの結果、売上収益は15,300百万円(前年同期比25.8%増)、セグメント利益は1,809百万円(前年同期は306百万円のセグメント損失)となりました。
(海外事業)
海外事業につきましては、中国本土においては不動産市場の停滞等に伴う景気低迷が継続し、お客様には買い控えの傾向が見られました。また、台湾においてはアフターコロナにおける海外旅行者の増加等により、お客様の消費動向に変化が生じております。
これらの結果、売上収益は9,600百万円(前年同期比15.1%減)、セグメント利益は437百万円(前年同期比73.7%減)となりました。海外事業比率は、売上収益において38.6%、セグメント利益において19.5%となりました。
財政状態については、次のとおりであります。
流動資産は11,407百万円となり前連結会計年度末に比べ1,207百万円増加いたしました。これは主に、受注高の増加にともない現金及び現金同等物が590百万円増加、棚卸資産が396百万円増加、営業債権及びその他の債権が180百万円増加したことによるものであります。
非流動資産は33,984百万円となり前連結会計年度末に比べ52百万円減少いたしました。これは主に、減価償却にともなう有形固定資産が70百万円、使用権資産が254百万円減少、保証金の返金によりその他の金融資産が54百万円減少した一方で、為替換算の影響により無形資産が262百万円、のれんが83百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は45,392百万円となり前連結会計年度末に比べ1,155百万円増加いたしました。
また、流動負債は9,437百万円となり前連結会計年度末に比べ1,226百万円増加いたしました。これは主に、受注高の増加にともない営業債務及びその他の債務が657百万円増加、利益の増加により未払法人所得税が304百万円増加、従業員賞与の計上によりその他流動負債が313百万円増加したことによるものであります。
非流動負債は20,253百万円となり前連結会計年度末に比べ1,380百万円減少いたしました。これは主に、返済により借入金が1,000百万円、リース負債が348百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債は合計29,691百万円となり前連結会計年度末に比べ154百万円減少いたしました。
資本は合計15,700百万円となり前連結会計年度末に比べ1,309百万円増加いたしました。この要因は、主に利益剰余金が当期利益1,150百万円の計上により増加したことによるものであります。
第5期中間連結会計期間(自 2024年9月1日 至 2025年2月28日)
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、個人消費や雇用情勢に持ち直しの動きがみられるなど、全般的に緩やかな回復がみられました。一方、ウクライナ情勢によるエネルギー資源や原材料の価格高騰に加え、日米の金利差による円安の恒常化や通商政策の今後の動向、中国本土の経済先行き懸念等、世界情勢は依然として不透明な状況が続いております。当社グループが属するブライダルジュエリー市場においては、ジュエリーブランド各社のブライダル強化の動きもあり、企業間競争はなお一層の厳しさをみせておりますが、国内の経済活動には回復がみられ、インバウンドも前年を大幅に超えて増加しております。
このような日々変化する経営環境の中、当社グループでは「最高(プリモ)の夢(おもい)を最高(プリモ)の幸(かたち)に」の企業理念に基づき、2025年8月期から2027年8月期の3か年にわたる新中期経営計画を策定しました。
国内市場においては、メインブランドである「I-PRIMO」と、2023年に日本における商標権および関連する権利を取得した「LAZARE DIAMOND」のブランド価値および顧客体験の更なる向上に努めてまいります。まず、引き続き当社グループが有する不変的な価値をお客様に効果的に伝えるため、各種広告表現や広告媒体を選定し、ご来店前のお客様により良く当社ブランドをご理解いただくとともに、実際にご来店いただいたお客様には、ブランドの世界観を表現した店づくりと、人財教育にもとづく高い接客サービスを体感することによって、更なるブランドイメージの向上に取り組んでおります。
商品面では、「I-PRIMO」の婚約指輪に使用するダイヤモンドについて、ダイヤモンド研磨工場との連携により、当社グループが求める高い品質基準をプロダクション工程から監修した「PRIMO QUALITY DIAMOND」や、独自の「着け心地メソッド」を採用した軽やかな着け心地の商品、独自組成の新素材である「ペールブラウンゴールド」の商品等を展開し、多くのお客様にご支持いただいております。今後もオリジナリティのある付加価値商品の開発によって、他社との差別化に取り組むとともに、お客様に人生の重要な節目で選ばれるブランドとして長く愛されるよう、アニバーサリージュエリー商品の充実やお客様とのコミュニケーション強化を進めてまいります。
店舗開発では、商圏やお客様の購買行動の変化に伴い、より集客力のあるエリアや有力商業施設内への移転、店舗設備の改装を進めており、2024年9月には「I-PRIMO 立川店」のリニューアルを行いました。海外市場においては、日本で培ったブランド・商品・サービスを活かしつつ、①各市場における「I-PRIMO」ブランドの認知・価値の向上、②各市場のお客様のニーズに応じた商品ラインナップ・サービスの開発および販売・価格・マーケティング戦略の実行、③中国本土や東南アジアといった出店余地のある市場における出店の推進、④各市場ローカル人財のグローバル登用、といった取組を進めてまいります。これらを受け2024年9月には、シンガポール2号店となる「I-PRIMO Suntec City Store」をオープンいたしました。また国内市場と同様に店舗の移転・改装を進め、2025年1月に中国本土の「I-PRIMO Suzhou Center Mall Store(蘇州市)」のリニューアルを行いました。
当社グループにとって、国内外におけるブランド価値の認知と売上規模の拡大はグローバルでの更なる躍進のキーとなっております。継続的な出店・移転・改装の実施、海外市場においては、株式会社ケイ・ウノとの契約に基づき2019年より台湾で展開しているK.UNO事業や、株式会社スタージュエリーブティックスとの契約に基づき2023年より中国本土・台湾で展開しているSTAR JEWELRY事業等によるマルチブランド展開、東南アジアの新規エリアへの 進出等により、今後とも「日本基準の高い商品品質」はもちろん、「きめ細やかなサービス・おもてなし」を通じた「一生の記念となるお買い物」を、国内外のお客様に広く提供してまいります。
これにより、当中間連結会計期間における当社グループの業績は、売上収益13,404百万円(前年同期比7.7%増)となりました。利益面では、営業利益1,585百万円(前年同期比5.7%増)、親会社の所有者に帰属する中間利益1,048百万円(前年同期比11.8%増)となりました。また、当中間連結会計期間末時点での店舗数は132店舗(期首時点は132店舗)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
(国内事業)
国内事業につきましては、ダイヤモンドや金・プラチナ等の原材料価格の急激な高騰の影響を受けるなか、適時 商品価格の見直しを行ったほか、スタッフの接客スキル向上等への取り組みが奏功し、業績は力強く伸長いたしました。
これらの結果、売上収益は8,771百万円(前年同期比14.3%増)、セグメント利益は1,457百万円(前年同期比24.3%増)となりました。
(海外事業)
海外事業につきましては、中国本土においては不動産市場の停滞等に伴う景気低迷が継続し、お客様には買い控えの傾向が見られました。また、台湾においては海外旅行者の増加等により、お客様の消費動向に変化が生じております。
これらの結果、売上収益は4,638百万円(前年同期比2.9%減)、セグメント利益は127百万円(前年同期比61.0%減)となりました。海外事業比率は、売上収益において34.6%、セグメント利益において8.0%となりました。
財政状態については、次のとおりであります。
流動資産は11,061百万円となり前連結会計年度末に比べ346百万円減少致しました。これは主に、受注高の増加にともない棚卸資産が260百万円増加した一方で、借入の返済により現金及び現金同等物が551百万円減少したことによるものであります。
非流動資産は33,639百万円となり前連結会計年度末に比べ344百万円減少致しました。これは主に、減価償却にともない使用権資産が234百万円減少、敷金保証金の返金によりその他の金融資産が222百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は44,700百万円となり前連結会計年度末に比べ691百万円減少致しました。
また、流動負債は9,189百万円となり前連結会計年度末に比べ248百万円減少致しました。これは主に、受注高の増加にともない契約負債が509百万円増加した一方で、営業債務及びその他の債務が215百万円、リース負債が126百万円減少、従業員への賞与支給によりその他の流動負債が341百万円減少したことによるものであります。
非流動負債は18,578百万円となり前連結会計年度末に比べ1,675百万円減少致しました。これは主に、返済により借入金が1,305百万円、リース負債が369百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債は合計27,768百万円となり前連結会計年度末に比べ1,923百万円減少致しました。
資本は合計16,932百万円となり前連結会計年度末に比べ1,231百万円増加致しました。これは主に、利益剰余金が中間利益1,048百万円の計上により増加したことによるものであります。
第4期連結会計年度(自 2023年9月1日 至 2024年8月31日)
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べ590百万円増加し、3,199百万円となりました。
また、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、4,242百万円(前年同期は3,767百万円の獲得)となりました。
これは主に、税引前当期利益1,714百万円(前年同期は838百万円)、減価償却費及び償却費の計上2,404百万円(前年同期は2,364百万円)などの増加要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、262百万円(前年同期は549百万円の使用)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出265百万円(前年同期は463百万円)、敷金及び保証金の差入による支出138百万円(前年同期は114百万円)等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、3,421百万円(前年同期は5,406百万円の使用)となりました。
これは主に、リース負債の返済による支出2,423百万円(前年同期は2,194百万円)及び長期借入金の返済による支出1,000百万円(前年同期は3,212百万円)等によるものであります。
第5期中間連結会計期間(自 2024年9月1日 至 2025年2月28日)
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べ551百万円減少し、2,648百万円となりました。
また、当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は1,790百万円(前年同期は2,363百万円の獲得)となりました。
これは主に、税引前中間利益が1,348百万円(前年同期は1,241百万円)、減価償却費及び償却費の計上が1,102百万円(前年同期は1,192百万円)あったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、獲得した資金は92百万円(前年同期は231百万円の使用)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出100百万円(前年同期は169百万円)、無形資産の取得による支出33百万円(前年同期は37百万円)、敷金及び保証金の差入による支出8百万円(前年同期は103百万円)、敷金及び保証金の回収による収入235百万円(前年同期は77百万円)あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は2,454百万円(前年同期は1,682百万円の使用)となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出が1,305百万円(前年同期は500百万円)、リース負債の返済による支出が1,149百万円(前年同期は1,182百万円)あったことによるものであります。
a.仕入実績
当社グループで行う事業は、提供する商品・サービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、「生産実績」に代えて「仕入実績」を記載致します。
当社グループの第4期連結会計年度及び第5期中間連結会計期間における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記金額は、仕入価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.グループ会社間の内部取引控除後の金額で表示しております。
b.受注実績
当社グループの事業は受注から納品までの期間が短いため、記載を省略しております。
c.販売実績
当社グループの第4期連結会計年度及び第5期中間連結会計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.グループ会社間の内部取引控除後の金額で表示しております。
3.最近2連結会計年度等の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、総販売実績の100分の10未満であるため記載を省略しております。
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであり、その達成を保証するものではありません。
①財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a. 経営成績の分析
第4期連結会計年度(自 2023年9月1日 至 2024年8月31日)
(売上収益)
当連結会計年度における売上収益は24,900百万円(前年同期比6.1%増)となりました。これは主に、集客・販売施策の強化により国内事業の売上収益が増加したことによるものです。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度における売上原価は8,651百万円(前年同期比6.6%増)となりました。これは主に、ダイヤモンド・プラチナの価格上昇と売上の増加により、国内事業の売上原価が増加したことによるものです。この結果、売上総利益は16,249百万円(前年同期比5.8%増)となりました。
(販売費及び一般管理費)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は14,044百万円(前年同期比5.8%増)となりました。これは主に、日本事業の好調による業績給・賞与、広告費の増加などによるものです。
(その他の収益、その他の費用、営業利益)
当連結会計年度におけるその他の収益は379百万円、その他の費用は337百万円となりました。この結果、営業利益は2,246百万円(前年同期比65.1%増)となりました。
(金融収益、金融費用)
当連結会計年度における金融収益は8百万円、金融費用は510百万円となりました。
(当期利益)
上記の結果、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,150百万円(前年同期比31.0%増)となりました。
第5期中間連結会計期間(自 2024年9月1日 至 2025年2月28日)
(売上収益)
当中間連結会計期間における売上収益は、13,404百万円となりました(前年同期比7.7%増)。これは主に、集客・販売施策の強化により国内事業の売上収益が増加したことによるものです。
(売上原価、売上総利益)
当中間連結会計期間における売上原価は4,753百万円となりました(前年同期比11.9%増)。これは主に、ダイヤモンド・プラチナの価格上昇と売上の増加により、国内事業の売上原価が増加したことによるものです。この結果、売上総利益は8,650百万円となりました(前年同期比5.5%増)。
(販売費及び一般管理費)
当中間連結会計期間における販売費及び一般管理費は7,082百万円となりました(前年同期比4.2%増)。これは主に、広告宣伝費の増加によるものです。
(その他の収益、その他の費用、営業利益)
当中間連結会計期間におけるその他の収益は97百万円、その他の費用は79百万円となりました。この結果、営業利益は1,585百万円となりました(前年同期比5.7%増)。
(金融収益、金融費用)
当中間連結会計期間における金融収益は3百万円、金融費用は232百万円となりました。
(中間利益)
上記の結果、親会社の所有者に帰属する中間利益は1,048百万円となりました(前年同期比11.8%増)。
b.財政状態の分析
当社グループの財政状態につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループは、営業活動により多くのキャッシュ・フローを得ており、事業活動にかかる運転資金については営業キャッシュ・フローにて獲得した資金を主な財源としております。
その一方で、当社は国内金融機関からの借入について、相対での借入枠を十分に確保しており、将来にわたって必要な営業活動及び債務の返済に備えるため、自己資金のほか、必要に応じて金融機関からの借入により資金調達を図ります。
第4期連結会計年度(自 2023年9月1日 至 2024年8月31日)
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度と比べ590百万円増加し、3,199百万円となりました。
当連結会計年度は、営業活動によるキャッシュ・フローにて4,242百万円の資金の増加、投資活動によるキャッシュ・フローにて262百万円の資金の減少、財務活動によるキャッシュ・フローにて3,421百万円の資金の減少となりました。
第5期中間連結会計期間(自 2024年9月1日 至 2025年2月28日)
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度と比べ551百万円減少し、2,648百万円となりました。
当連結会計年度は、営業活動によるキャッシュ・フローにて1,790百万円の資金の増加、投資活動によるキャッシュ・フローにて92百万円の資金の増加、財務活動によるキャッシュ・フローにて2,454百万円の資金の減少となりました。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記3.重要性がある会計方針」に記載しているとおりであります。
この連結財務諸表の作成に当たっては、決算日における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような経営者の見積り及び予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえて合理的と判断される前提に基づき、見積り及び予測を行っておりますが、前提条件やその後の環境等に変化がある場合には、実際の結果がこれら見積りと異なる可能性があります。
④経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、売上収益、事業利益を重要な指標としております。
売上収益は、当社がお客様から評価されているかを示すものであり、営業・マーケティング施策の適切性を評価する上でも重要な指標です。事業利益は、営業利益から一時的な収益・費用を除くことで、企業の収益性を示す指標として重要視しております。
各指標の進捗状況については以下のとおりであり、現時点で堅調に推移しているものと認識しております。
(単位:百万円、%)
(注)事業利益は、売上収益-売上原価-販売費及び一般管理費として算出しております。
当社は、2025年4月17日付で総額14,031百万円のタームローン契約及び1,200百万円のコミットメントライン契約を締結し、2025年4月28日にリファイナンスを実行致しました。
2025年4月17日付で締結した金銭消費貸借契約の詳細は、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記34.後発事象」に記載しておりますが、主な内容は以下のとおりであります。
該当事項はありません。